3日深夜に遠征先のウディネで急逝したフィオレンティーナのDFダヴィデ・アストーリの契約更新について、情報が錯綜している。5日、『Goal』の取材により明らかになった。
SNS上において5日、フィオレンティーナが残された母子のために予定されていた亡き主将との契約更新を行うとの憶測が流れた。その後、CONI(イタリア・オリンピック委員会)会長兼レーガ・セリエA特別コミッショナーのジョヴァンニ・マラゴ氏が記者会見の席でこの件に言及。「クラブは彼の契約を更新し、年俸はご家族やパートナーに渡るとの事だが、私は高く評価している」と、SNS上の憶測を認める発言した。
しかしセリエAでトップの立場にあるマラゴ氏の発言は大きな反響を呼んでおり、5日夜、フィオレンティーナは公式ウェブサイトで緊急に声明を発表した。「ダヴィデとの思い出に敬意を表し、ただ沈黙と配慮を」との見出しをつけ、「悲劇に直面したフィオレンティーナは、現在もショック状態にあり、皆様には、沈黙そして配慮を願いたい」との1文を綴り、報道やSNS上の憶測に関し自粛を求めた。このため現段階において、亡きフィオレンティーナ主将の契約更新の有無は確認できていない。
