今季終了時にセビージャを退団することが決まったモンチSD(スポーツディレクター)が、31日に公式会見を開いた。
1999年に現役を退け、その後すぐにセビージャのSDに就任。セビージャはそれ以降16回のカップ戦決勝進出、9つのタイトル獲得に成功している。
ホセ・カストロ会長と共に会見場に姿を現したモンチSDは、今回の決断に至った理由を次のように説明している。スペイン『マルカ』がコメントを伝えた。
「できるだけ傷が大きくならないように、このタイミングを選んだ。私はまだどのクラブとも契約を交わしていない。ローマはひとつの可能性だが、ほかにも関心を寄せてくれているクラブがある」
「プロとしてではなく、私個人の問題だ。理由は疲労によるものだ。29年間、非常に要求の高いところで仕事をしてきた。昨年の5月に、一度退団を考えた。だが表現方法を間違え、タイミングも適切ではなかったと思う。それでも私の(退団の)意思はその後も潜在していた。多くの理由を探すことはない。単に、変化の必要性を感じたということだ」
セビージャからは、残留を要請されていたようだ。
「クラブは計り知れない努力をしてくれた。言いようがないほどにね。そういう風になって初めて、本当の愛情に気付くことができる。彼らは私を説得するため、すべての手段を講じてくれた。私に与える権限や、私への報酬、愛情など、それはセビージャ以外では受けることのできないオファーだったと確信している」
先には、モンチSDがロンドンでローマの関係者と接触して3年契約で合意したと報じられた。だがモンチSDはその報道に苦言を呈している。
「どのクラブとも契約は交わしていない。巷で言われているような3年契約とか、年俸がいくらかという話は事実ではない。ローマが強い関心を示してくれているのは本当だ。私がロンドンに滞在していたのもね。それを会長に知らせていなかったのは悪かったと思う。この場を借りて謝りたい。だけど今の時点では何も決まっていないんだ」
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