今季限りでセビージャを去るモンチSD(スポーツディレクター)がスペイン『カデナ・セール』とのインタビューに応じ、同クラブでの日々を振り返った。
1991年から1999年までGKとしてセビージャに在籍したモンチ氏は、現役引退からほどなくして同クラブのスポーツディレクターに就任。類まれな目利きであまり知られていない選手を安値で引き入れ、その選手がしっかりと活躍を見せた後に高値で売るということを幾度も実現し、セビージャにタイトルと財政の安定をもたらしてきた。
モンチSDはこのインタビューで、最も獲得に苦労を強いられた選手として、現アトレティコ・マドリーFWケヴィン・ガメイロの名前を挙げている。ガメイロは2013年に移籍金700万ユーロでセビージャに加わり、今夏に3200万ユーロでアトレティコに移籍を果たした。
「彼の獲得が一番苦労した。私は自分が無力に思えて、涙さえ流したよ。我々はパリ・サンジェルマンにいた彼を獲得するために死力を尽くした。だが獲得間近となったところでいきなり状況が変わるなど、フラストレーションだけがたまったよ」
一方で完璧なオペレーションだったのは、現ユヴェントスDFダニエウ・アウベスの獲得及び、バルセロナへの売却としている。
「望むような手順を踏めたのはD・アウベスだ。獲得当時の彼は誰も知らない選手だった。セビージャへの適応や成長する時間を与え、クラブに2タイトルをもたらしてくれた後に売却した。我々は80万ユーロでアウベスを獲得し、3500万ユーロとフェルナンド・ナバーロの譲渡でもってバルセロナに移籍させたのさ」
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