Quique Setien Barcelona 2019-20Getty Images

セティエンが説くポゼッションサッカー「選手はプレー数が減っても適切なポジショニングを。本当の打撃を与えるために」

バルセロナのキケ・セティエン監督が、1日のクラシコを前にスペイン『バングアルディア』とのインタビューに応じ、自身の信奉するポゼッションサッカーについて語っている。

故ヨハン・クライフ氏の影響を受け、緻密なるポジショナルフットボールを実践するセティエン監督。その中でFWアントワーヌ・グリーズマンなど、プレーの参加回数が減っている選手も多いとの指摘を受けた同指揮官は、それでも適正なポジショニングから攻撃を行うことこそが、ゴールにつながると強調している。

「プレーに関与する回数が少なくとの理由で、多くの選手たちが良い感覚を得られていないのかもしれない。しかし私たちが行なっているポジショナルなプレーというものは、選手たちの適正なポジショニングを必要とし、行ってはいけないゾーンに位置するようなことがあってはならない。選手たちは相手に本当の打撃を与えるために、自分たちのゾーンで待っていなくてはならないんだ」

以下に続く

「選手の頭にそうした考えを植え付けるのは骨が折れる。しかし私は、ボールタッチ数などで選手を評価することはしない。たとえボールを5回しか受けることがなくとも、良い場所で受けられるならば、本当の打撃を与えられるわけだからね。ナポリ戦では相手のライン間に選手たちが位置できなかったが、それでどうやってゴールまでたどり着ける? それはアントワーヌだけでなく、チーム全体が理解していなくてはならない」

セティエン監督は選手たちにプレーコンセプトを理解させるため、映像を使った個別指導に取り組んでいるという。

「今日も3選手を集めて映像を見せた。しっかり理解すべき動きやコンセプトについて説明するためにね。プレーの向上のため、個別に説明することは何度も行なっている」

チームの絶対的エースであるFWリオネル・メッシは、チーム全体が必要とする動きを完璧に理解しているようだ。

「私たちは幸運の持ち主であり、メッシはすベてを見事に理解している。彼はいつ中にいて、いつ外にいるべきかを完璧に分かっているんだよ。彼はサイドにいても、ほかの選手にはできないようなプレーを生み出してくれる」

チェスがプロ並みの腕前として知られるセティエン監督は、メッシの存在がクイーンを二つ有しているようなものかと問われ、こう返した。

「三つかもね(笑)。ポーンがクイーンに昇格すれば、クイーンを二つ有することになり、世界が開ける。そうなれば、ほぼすべての対局に勝利できるよ」

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