今シーズンのプレミアリーグはチェルシーの優勝が決まった。チェルシーのスペイン代表MFセスク・ファブレガスが、現指揮官のアントニオ・コンテ、そしてかつて指導を受けたジョゼ・モウリーニョやペップ・グアルディオラとのスタイルの違いについて、スペインのラジオ局『カデナ・セール』で語った。
「今シーズンは戦術的な影響もあり、これまでにないほどピッチ上を走ったかもしれないね。僕が今までやってきたレベルの中でも、戦術面でクオリティーが求められた」
セスクはチェルシーの元監督であるモウリーニョ、バルセロナ時代の恩師グアルディオラの名前を出して「今シーズンはモウリーニョとグアルディオラ時代よりもに戦術面での理解力が求められるチームだった。コンテが優勝した今シーズンは、欧州でのコンペティション(チャンピオンズリーグ出場)がなかったから、一概に比較できるスケジュールではなかったけど…」と言及している。
また、「(欧州カップ戦の試合がある)来シーズンが真価を試される時だろう」と続け、2年目こそがコンテ体制のチェルシーの今後を占うことになると語った。チェルシーはリーグタイトルを奪還し、FAカップ決勝進出を決めて2冠達成に王手を掛けている状態。果たして、コンテはチェルシー就任1年目で2つのタイトルを獲得できるのか注目が集まる。
