レアル・マドリーは、来年6月に買い戻しオプションを行使してアルゼンチン代表MFニコ・パスを呼び戻すことを決意したようだ。『AS』が伝えた。
現在21歳のニコ・パスはレアル・マドリーの下部組織出身で、2023年にトップチームデビュー。2024年にはイタリアのコモと4年契約を結び、クラブを離れることになった。
ただ、ニコ・パスの成長速度は、レアル・マドリーの首脳陣にとっても驚きだった。わずか1年半前にスペイン3部リーグでプレーしていた若武者は、セスク・ファブレガス監督のもとで今やセリエAを代表する司令塔の一人へと変貌。専門サイト『トランスファーマルクト』による最新の市場価値は6500万ユーロ(約119億円)に達しており、インテルなどのビッグクラブが獲得を熱望していると伝えられている。
しかし、レアル・マドリーが保持する買い戻し価格はわずか900万ユーロ(約16億4000万円)とのこと。その状況もあり、来年6月に900万ユーロの買い戻しオプションを行使し、彼をクラブへ呼び戻すことを決意したようだ。
レアル・マドリーの首脳陣は、ワールドカップ出場をかけたニコ・パスの激しい競争が、彼の成長をさらに加速させることを期待している。コモ側も引き留めの可能性が低いことを悟っており、レアル側がオファーの準備を整える中、ニコ・パスの「故郷への帰還」はもはや既定路線となったようだ。


