マンチェスター・ユナイテッドのオーレ・グンナー・スールシャール監督は、成功を続ける宿敵リヴァプールに羨望の眼差しを向けているようだ。
今シーズン、ここまで18節を終えて6勝7分け5敗の8位に沈むマンチェスター・U。優勝争いはおろか、来シーズンのチャンピオンズリーグ（CL）出場権を獲得できるトップ4まですでに勝ち点7差と苦しい状況が続く。
一方、マンチェスター・Uの長年のライバルであるリヴァプールは、開幕から17戦無敗（16勝1分け）を維持し、2位以下に勝ち点10差をつけるなど30年ぶりのリーグ制覇に向けて首位を独走。さらに、CLでは2シーズン連続でファイナリストになるなど最盛期を迎える。
宿敵との差を痛感するスールシャール監督は「シーズンの半分が終わった。今シーズン、我々はアップダウンの1年になり、来シーズンに向けてチームの基盤を作るシーズンになると考えていた」と話し、復調したリヴァプールを目指してチーム作りに動いていると認めた。
「このプロセスのスピードを上げればさらに良い結果を手にできるはずだ。それでも、悪い時期を経験し、これを教訓にできれば、チームはさらに一貫性のある戦いができると期待している。ただ、現状は私が願っていたものより少しばかり沈んでいる。我々は試合を支配し、相手を破壊するチームになりたい。リヴァプールだって数年をかけて今の位置に辿り着いた。彼らは我々が目指す場所にいるから、チーム作りを続ける必要がある」
「我々はカンターを得意とし、スピードのある選手がいる。これが我々のトランジションだからこれを続けていくべきだ。そして、低いブロックに対してもっと良くなる必要がある。多くのチャンスを作っても、ものにできず、逆にカウンターを食らっている。だから、相手を崩し、カウンターを防ぐ必要がある。チームは学び、成長しているから、今シーズンを通して良くなると確信している」
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