スラヴィア・プラハが「人種差別チャントはない」と大反発…ルカクの「スタジアム全体から被害に」発言に対して

スラヴィア・プラハは、スタジアム全体から人種差別被害を受けたと主張したインテルのロメル・ルカクの発言に反発した。

27日に行われたチャンピオンズリーグのスラヴィア・プラハとインテルの一戦。この試合に先発出場し、敵地で3-1の勝利に貢献したルカクは、試合を通して2度にわたって人種差別の被害を受けたと主張する。さらに「スタジアム全体が間違っていた。UEFAはいい加減に行動を起こすべきだ」と人種差別根絶に向けて効果的な対策を取らない欧州サッカー連盟（UEFA）にも矛先を向けていた。

ルカクからの発言を受け、スラヴィア・プラハ側は強く反論。クラブのソーシャルメディア上で「スタジアム全体から人種差別的なチャントがあったことを強く否定する。動画を分析した限り、ミスター・ルカクの訴えを裏付けるものはなかった」と声明を出した。

さらに、スラヴィア・プラハはすでに個々のサポーターの誤った行動に対しては謝罪済みだと主張し、「ミスター・ルカクも自身の発言を謝ることが適切だろう」とクラブの全サポーターが加害者であるかのような発言をしたインテルFWへ苦言を呈している。

なお、UEFAがプラハでの件に関して調査を開始するかは現段階で発表されていない。

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