20日のリーガ・エスパニョーラ第18節、エイバルは本拠地イプルーアでのグラナダ戦に3-0で勝利した。スペインメディアはこの試合で華麗なドリブルを見せ、さらにゴールも決めたMF乾貴士を称賛している。
2試合連続で先発フル出場を果たした乾は、確かな躍動を見せた。前半にはゴールライン際で見事な股抜きとダブルタッチによって二人をかわす離れ業を見せ、そして2-0で迎えた後半終了間際にはペナルティーエリア左から際どいコースにシュートを突き刺して、今季公式戦初ゴールを記録している。
スペインのスポーツ紙『アス』は、そんな日本人MFをこの試合の“エル・ダンディー”に選出。『アス』は各試合レポートにおいて、4つの称号を各選手に与えている。その4つの称号は、MVPの“エル・クラック(名手)”、悲惨な目にあった選手に与える“バジャ・ディア(何て日だ)!”、厳しいプレーを見せた選手に与える“エル・ドゥロ(厳しい、激しい、非情)”、そしてMVPではないが際立っていた選手に与える“エル・ダンディー”だ。
『アス』は乾を“エル・ダンディー”に選出した理由を、「ゴールライン際でファンタジーあるプレーを見せて2人をかわした。そして、ゴールを決めている」と説明。また採点では、MFペドロ・レオン、MFゴンサロ・エスカランテと並び、最高評価となる3点をつけている。
その一方で、同様に3点満点で採点する『マルカ』で、乾はエイバルのほか5選手、グラナダ4選手と並び2点をつけられた。試合レポートのページにおいては「日本人は前半にゴール寸前まで導くアニメーションのプレーを見せ、終盤に名人芸のようなフィニッシュで試合を締めくくった」と、乾が見せたパフォーマンスを称賛している。
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「※」は提携サイト『 Sporting News 』の提供記事です