トルコ代表は17日、ユーロ2016グループD第2節でスペインと対戦し、0-3で敗れた。MFヌリ・シャヒンは、完敗を認めている。
34分の失点から立て続けに2点を許したトルコは、後半も巻き返すことができずにスペインの手のひらで踊らされた。
シャヒンは試合後、ドイツ『ZDF』で次のように語っている。
「2点差になってからは、まったく勝ち目がなかったことを認めなければいけない。追いかける展開になることを絶対に避けなければいけないチームが1つ存在するなら、それはスペインだ。失点するまでもチャンスをつくれてはいなかったけど、それなりに戦えていた。でも、2点目を許してからはものすごく難しくなったよ」
キャプテンのMFアルダ・トゥランは、トルコのサポーターからブーイングを浴びた。
「今、それについてトルコのテレビにも話してきた。僕たちには、何人のアルダ・トゥランがいるっていうんだい? 彼ほど国外で活躍したトルコ人が何人いる? 僕は彼のことを15年前から知っている。国のためにすべてを尽くし、チームのために貢献してきた選手だよ。一人の選手をスケープゴートにするのは、非常に悲しいことだ」
トルコは2連敗だが、まだ敗退が決まったわけではない。
「正直、今は計算する気力すらない。あと1試合残っていて、3位になっても次に進む可能性があることは分かっている。そのチャンスがある限り、働かなければいけない」
トルコは21日にチェコと対戦する。

