スペイン代表ファンがピケを痛烈批判「ピケの畜生め、代表から外れやがれ」

バルセロナDFジェラール・ピケに対する、スペイン人の反応は真っ二つに分かれているようだ。スペイン『マルカ』が伝えた。

かねてからカタルーニャ州の独立を支持してきたピケ。10月1日の住民投票にも参加し、無観客試合となったラス・パルマス戦（3-0）後には、投票を阻止するためスペイン政府から送り込まれた中央警察の姿勢やマリアーノ・ラホイ首相を非難するコメントを残した。

ピケの言動はカタルーニャの人々の支持を集めている。一方、2日に行われたスペイン代表の練習では、バルセロナDFにむき出しの敵意が向けられた。1500人ほど集まった練習場ラス・ロサスのスタンドからは、「ピケ、出て行け！」「この畜生め、代表から外れやがれ」といった怒号が飛んだ。

なかには、治安警備隊とスペインサッカー連盟が派遣した警備隊によって、掲げたプラカードの撤退を求められた者もいた。そこには「ピケ、自分から出て行くな。君には、（第三者によって）代表から追い出されてほしいから。君を見ていると吐き気がする」という強烈なメッセージが載せられていた。

だがフレン・ロペテギ監督のピケへの信頼は変わらない。ロペテギ監督はスペインのラジオ局『コペ』の番組“パルティダッソ”で「ピケの調子は良い。モチベーションに満ちているよ。各選手の考えを分析するような真似は、我々にはできない。彼は代表に招集されれば毎回良いプレーをしてきた。彼は代表にコミットしている。だから彼を招集した」と話している。