いよいよ開幕が間近に迫っている2019-20シーズンのチャンピオンズリーグ。昨シーズンは、トッテナムとの同国対決を制したリヴァプールが14年ぶりの優勝を成し遂げて幕を閉じたが、今季も多くのビッグクラブ、そしてスター選手たちが鎬を削ることになる。
『Goal』では大会の開幕を前に、今季CLに出場するスター選手の中から、解説者を務める福田正博氏に注目すべき、そして自身が監督だったなら…という視点でポジション毎に1選手ずつをチョイスし、私的ベストイレブンを選出してもらった。元日本代表FWが高く評価する11人は…。
(C)Goal皆さんこんにちは、福田正博です。CLがいよいよ開幕しますね。昨シーズンはプレミア勢の躍進が目立ちましたが、今季もリヴァプールとマンチェスター・シティを筆頭にプレミア勢は強そうです。でも、CL3連覇を成し遂げたジダン監督が復帰したレアル・マドリーや悔しい敗退が続くバルセロナのスペイン勢、その資金力で強力メンバーを揃えながらもなかなか優勝に届かないPSG、もちろんバイエルンとドルトムントのドイツ勢のほか、ユヴェントスだけでなくコンテ監督が就任して一味違う雰囲気があるインテルらイタリア勢も期待できそうで、非常に楽しみです。
そして何といっても、CLでは世界最高峰のプレーヤーたちをまとめて見ることができる楽しみがあります。今回は、スタープレーヤーたちの中でも、特に僕が魅了されている11人を紹介したいと思います。ぜひ注目してみてください。
【GK】エデルソン(マンチェスター・シティ)
(C)Getty ImagesGKはエデルソンを選びます。何と言っても、キックとフィード能力の高さが素晴らしい。特に今季はゴールキックのルールが変更(※味方が自陣ボックス内でゴールキックを受けることが可能に)したことによって後ろから繋ぐ場面が増えましたが、それに応じて相手も計算されたハイプレスをかけることが多くなります。その時、ワンステップで前線にボールを蹴ることが可能なエデルソンのキックとフィード力は非常に大きいです。ゴールキックに関して言えばオフサイドはないので、相手にとっては前から行くか、そして最終ラインをどこまで押し上げるか、エデルソンのキックで背後のスペースに蹴られる可能性があるので、狙いが絞りづらくなる。マン・Cのグアルディオラ監督も彼のキックの力を戦術に活かしていますよね。もちろん、シュートストップやクロスへの対応など、ゴールキーピング能力も高い。飛び出しを恐れない勇気もありますしね。素晴らしいGKです。
【右SB】ジョシュア・キミッヒ(バイエルン・ミュンヘン)
(C)Getty Imagesアレクサンダー=アーノルド(リヴァプール)やカイル・ウォーカー(マンチェスター・シティ)も素晴らしい右SBですが、個人的にはキミッヒの一択です。アップダウンの多さや派手さはアーノルドやウォーカーの方がありますが、キミッヒが他のサイドバックと一線を画しているのは、“ゲームメーク力”。中盤の中央でもプレーできる能力があることからもわかるとおり、サイドバックでも、状況を見極めて的確なポジションを取り、ビルドアップの質を高めることができる稀有な選手です。その戦術眼により、常に最適なポジショニング、プレーを選択することができますよね。メンタル的にも波が少ないし、機を見て攻め上がった際のラストパスの精度が高く、アシストもできる。バイエルンのニコ・コバチ監督は中盤センターで起用することもありますが、個人的にはやっぱり右サイドバックで見たい選手です。
【CB】ヴィルヒル・ファン・ダイク(リヴァプール)
(C)Getty Imagesセンターバックは二人選びますが、一人は決まっています。ファン・ダイクです。先日にはメッシとクリスティアーノ・ロナウドを抑えて、DFで初めてUEFA年間最優秀選手賞を受賞しましたし、今この選手を欲しくない監督はいないのではないでしょうか? サイズがあり、速くて、強くて、読みも素晴らしい。足元の技術も高く、現代のセンターバックに求められる、あらゆる能力を高いレベルで備えていますよね。オランダ代表の主将を務めているように、リーダーシップもあって、チームを落ち着かせることができる。最先端のセンターバックです。バロンドールも獲ってほしいですね。
【CB】マタイス・デ・リフト(ユヴェントス)
(C)Getty Imagesもう一人は難しいですが、連係面も考慮してファン・ダイクと同郷のデ・リフトを選びました。若くて将来性があり、ファン・ダイクと同じように現代的なセンターバック。経験面以外で穴がありません。アヤックスで19歳ながらキャプテンを務めていたことからもわかるとおり統率力を備えていて、落ち着きもある。当然、空中戦も強くて足元の技術も十分。僕が監督だったらボールを後ろからしっかりとつなぐサッカーをしたいから、センターバック二人はビルドアップ力があるコンビにしたいと思い、デ・リフトを選びました。
【左SB】ジョルディ・アルバ(バルセロナ)
(C)Getty Images個人的にダビド・アラバも好みですが、左右のサイドバックがどちらもバイエルンになってもね(笑)。ということで、ジョルディ・アルバを選びました。彼の特長は何と言っても攻撃力。とりわけスペースに飛び出していくオーバーラップのタイミングが絶妙です。逆サイドのメッシがボールを持った時に、相手サイドバックの裏に抜け出して合わせるプレーは超一級品。右サイドバックに選んだキミッヒがバランスを取れるタイプだから、左サイドバックは守備に少し不安があってもガンガン攻撃的にいけるアルバにしました。
【MF】カゼミーロ(レアル・マドリー)
(C)Getty Imagesサイドバックが積極的に絡む攻撃的なチームとしたいので、中盤の底には守備の強い選手を二人入れたいと思います。一人目はカゼミーロ。危険察知能力が高く、非常にソリッドな守備ができる選手ですよね。それだけではなく、ブラジル人らしく足下の技術も非凡。試合の流れを冷静に把握してプレーができる選手なので、ファン・ダイクとデ・リフトの前に置いておきたいですね。レアル・マドリーでも彼がいるときといないときでは、かなり差が出てくる。彼がいてからこそモドリッチとクロースが輝いてきたことは証明されていますしね。スターが揃うチームでも、“コア”として輝ける能力を備えています。
【MF】エンゴロ・カンテ(チェルシー)
(C)Getty Imagesカゼミーロとカンテ、ずるいかな(笑)。神出鬼没で、二人分の仕事をしてくれる選手。ボールホルダーへの断続的なプレスで汗をかけるのはもちろん、実は攻撃面でも貢献できる選手。シンプルにパスをさばけるし、自身でボールをもって前に運ぶ推進力もある。足下の技術も高く、簡単にボールを奪われることはない。“量”の部分に注目されがちだけど、“質”も非常に高い選手。監督だったら絶対に欲しい選手の一人ですね。
【MF】ケヴィン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ)
(C)Getty Imagesこの人は今、僕が最も魅了されている選手の一人。ボールを止める、蹴る、といった基本技術の高さや戦術眼、視野の広さ…。別格ですよ。そして彼の一番好きなところは、パスの出し方。個人的にはストライカーだったから特に思うのですが、デ・ブライネのパスは本当に受けやすいはず。無駄にアウトサイドを使ったり、ボールに変な回転をかけることなく、インサイドを丁寧に使ってピタっと出す。FWがパスをもらいたいタイミングを逃すことなく、ピンポイントでボールを供給できますよね。やっぱり、変な回転をかけられると、受け手のアタッカーとしては非常に嫌。タイミングとボールの質というのは非常に重要で、順回転が一番コントロールしやすいし、計算しやすい。デ・ブライネは味方の選手がプレーしやすいように、考えながらできるインテリジェンス溢れる選手。デ・ブライネをチェックするときに、そういう視点でも見てもらいたいですね。
【右ウイング】リオネル・メッシ(バルセロナ)
(C)Getty Images王道ですが、メッシは外せません(笑)。語りつくされている選手ですが、いつもこちらの想像以上のことをやってのける、驚きを与えてくれる選手ですよね。例えば、あるチームのファンの場合、応援しているチームの選手の判断に苛立つ場面があると思います。でも彼のプレーを見ていても、まったくストレスになることがないんです。なぜかというと、プレーの判断を間違えないから。TVなど高い視点で見る僕らからしても的確な判断、さらにその想像を超えるプレーをするなんて、恐ろしいですよ。当たり前ですが、選手は平面の視点ですからね。冷静になって、今この時代にメッシという選手をリアルタイムで見ることができているのは本当に幸せです。メッシももう32歳。世界最高峰のリーグで最高のメッシをリアルタイムで見ることができる時間は限られているから、1試合1試合噛みしめて彼のプレーを楽しみたいです。
【左ウイング】ネイマール(パリ・サンジェルマン)
(C)Getty Imagesモハメド・サラー、サディオ・マネのリヴァプール勢やエデン・アザールなど、ウイングで選びたい選手はたくさんいますが、ここは注目という意味合いも含めて、あえてネイマールにしました。皆さんご存じのように、今夏には移籍問題でかなり周囲を賑わせましたよね。そして結局、残留。その中で、CLという舞台でPSGに何をもたらせるのか。能力に関しては申し分ないですよ。PSGでもほぼ1試合1ゴールという得点率を叩きだしていますから。敵を欺いたり遊びを入れるようなプレースタイルがよく批判されますが。彼はテクニックをひけらかすためにそれらのことをやっているわけではありません。相手との駆け引きの中でそのようなプレーを選択し、心理的に優位に立って相手の平常心を失わせたりする。勝つことに強いこだわりをもっている選手です。現代フットボールはとても洗練されて不必要なプレーがなくなっていますが、その中でもネイマールは異質な選手。チームに入れたら抜群のアクセントになると考えて選出しました。
【センターフォワード】ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン・ミュンヘン)

いわゆるボックスストライカーで、典型的な9番タイプの選手。ただ、オールラウンダーでもあります。ストライカーとして、ウィークポイントがないですよね。ポジショニングやシュート精度の高さはもちろん、ポストプレー、足下の技術、空中戦の強さがあってチームにとっての基準点になれます。僕は彼が世界一のストライカーだと思っているので、ゴールゲッターとして選出させていただきました。
【フォーメーション】4-3-3
(C)Goal11人、おこがましいながらも決めさせてもらいました。全体的にバランスは取れているのではないでしょうか。全員、足下の技術があって、遅攻型でもカウンター型でも対応できるようなチームにできました。サイドアタックも強烈で、メッシ&ネイマールの個人技、キミッヒのクロスからレヴァンドフスキのヘディング、デ・ブライネの中距離砲、セットプレーもファン・ダイク、デ・リフトがいるので強烈です。前線の守備力不足の点は、カンテとカゼミーロに頑張ってもらいましょう(笑)。
いよいよ始まるCL、今回は妄想で夢のMyベストイレブンを選出するという企画に参加させていただきましたが、僕なりの注目ポイントを記して11人を紹介させていただきました。その点も踏まえて、日本ではCLでプレーする彼らを『DAZN』で視聴できるので、多くのサッカーファンの方々に見ていただいて、一緒に楽しんでもらえたら嬉しいですね。
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です

