スタム氏「ライバルも私を望んだが迷わず…」2004年夏のミラン加入は憧れの存在が決め手？

元オランダ代表DFスタム氏が、ラツィオからミランに移籍した2004年当時のエピソードを明かした。

かつてマンチェスター・ユナイテッド、ラツィオ、ミランなどで活躍した元オランダ代表DFヤープ・スタム氏が、ミラン加入時のエピソードを明かしている。

2004年夏、EURO2004終了後にスタム氏はラツィオからミランへ新天地を求めた。当時のことを『ガゼッタ・デッロ・スポルト』を通じて「他の選択肢も実はあったんだ」と回顧した。

「ライバルチームのユヴェントスとインテルも私のことを望んでいたんだ。だけど自分は迷うことなくロッソネーリ（ミランのイメージカラー）を選ぶことにしたんだよ」

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「私は（マルコ）ファン・バステン、（ルート）フリット、（フランク）ライカールトを見て育ったからね。ミランは彼ら（オランダトリオ）が黄金期を過ごしたチームだ。そんなミランからオファーをもらったら、断われるわけがないよ」

「加わった後のミランは本当に素晴らしい選手ばかりだった。カカー、（フィリッポ）インザーギ、（アレッサンドロ）ネスタがいてね。その他にも（エルナン）クレスポ、カフー、（パオロ）マルディーニ、（ジェンナーロ）ガットゥーゾがいた。監督も（カルロ）アンチェロッティで、並外れたチームだった」

インタビューでは“現役時代にプレーした最高のチームは？”と問われ、スタム氏は「そんなの選べないよ。当時のミランは素晴らしかったが、私はトレブル（1998－99）を経験したユナイテッドにもいた。どちらも最強だったとしか言いようがないね」と返答している。

2000年代前半は“世界最強のDFの一人”とも称されたスタム氏。数々のビッグクラブで結果を残してきた元オランダ代表DFからしても、マンチェスター・Uとミランでの経験は特別なものとなっているようだ。