オーストラリア代表監督の座に、ルイス・フェリペ・スコラーリが浮上していることが明らかになった。
2018年ロシア・ワールドカップのアジア予選では、アジア5位となったオーストラリア。大陸間プレーオフではホンジュラスを撃破し、本大会出場32カ国に名を連ねることに成功したオーストラリアだが、アンジェ・ポステコグルー監督が退任し、指揮官の座は空席になっていた。
オーストラリア代表監督の座には複数の候補が浮上していたが、その筆頭としてスコラーリの名前が挙がっているという。
だが、スコラーリ本人が『ロイター』に語ったところによると、交渉は停滞しているようだ。
「ワールドカップで率いてくれないかと、オーストラリアの連盟から打診があったのは事実だ」
その一方で、スコラーリは2018年のW杯終了後も長期的に指揮官を続けることを希望しており、現時点でオーストラリアサッカー連盟の希望と合致していないようだ。オーストラリアサッカー連盟はこれについて「現時点でコメントできない」との意向を明らかにしている。
オーストラリア代表はW杯出場を決めた1週間後、ポステコグルー監督の退任が決定。一方のスコラーリは広州広大の指揮官を務めていたが、11月に契約が切れて現在はフリーの状態となっている。
ロシアW杯でフランス、ペルー、デンマークと同じグループCに属しているオーストラリア。2002年の日韓W杯でブラジルを世界一に導いたスコラーリが就任となれば、オーストラリアにとっては朗報と言えるだろうが、果たして交渉はまとまるのか。引き続きその動向が注目されるところだ。
