バルセロナは10月31日のチャンピオンズリーグ・グループC第4節オリンピアコス戦でスコアレスドローを演じた。この試合では、バルセロナが解決すべき課題が露呈している。
FWリオネル・メッシがゴールを奪えなければ、試合を決することができない。FWルイス・スアレスの決定力不足は深刻だ。メッシとスアレスが過去3シーズンで記録したのは274得点。そのうち121得点を挙げているスアレスだが、現在の彼にはその面影もない。
加えて、オリンピアコス戦ではMFアンドレス・イニエスタの不在が響いた。今季エルネスト・バルベルデ監督の下で12試合に出場しているイニエスタは、定期的な出場機会を得てコンディションを保ってきた。メッシがゴールという仕事に集中できているのは、やはりイニエスタの存在が大きい。
同日に行われた試合でユヴェントスとスポルティングが引き分けたため、バルセロナの決勝トーナメント進出はお預けとなった。残り2試合、グループ突破が決まるまでにバルベルデ監督は何らかの手を打たなければならない。
