元イタリア代表FWのサルヴァトーレ・スキラッチ氏が12日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が主催する「フェスティヴァル・デロ・スポルト・ディ・トレント」に出席した際に、自身のキャリアを振り返った。『トゥットメルカート・ウェブ』が伝えている。
シチリア出身のスキラッチ氏は現役時代、地元メッシーナでプロとしてのキャリアをスタートすると、のちにユヴェントスやインテルなどのビッグクラブで活躍。1990年イタリア・ワールドカップでは、開催国の代表として6得点を挙げて大会得点王および最優秀選手に輝いた。その後、1994年にJリーグ移籍を決断。ジュビロ磐田で3年間プレーし、1997年に現役を退いた。
「私のキャリアは、まるでおとぎ話のようだった。私は常にカルチョに大きな情熱を傾け、汗水を流して長い道のりを歩んできた。悪い連中に引き込まれるようなことは一度もなかったが、夢を実現するのは簡単ではなかったよ」
また元イタリア代表FWは、1994年のJリーグ移籍の背景を説明しつつ、日本で良い思い出を残せたと喜んだ。
「インテル時代は様々なフィジカルトラブルを抱えていた。私は当時、30歳。あのオファーを受ければ、本物のカルチョに完全に別れを告げることになると分かっていた。セリエAは私にとって、世界で最も素晴らしいリーグであることに変わりはない。一方、アジアではある意味、ほねの折れる経験をしたが、最高の思い出を作ることができたよ」
続いてスキラッチ氏は、最も手ごわい対戦相手を問われると、「イタリア勢では、(ロベルト)バッジョ、(フランコ)バレージ、(パオロ)マルディーニ」と返答。さらに「外国人では、(ディエゴ)マラドーナ、(マルコ)ファン・バステン、(フランク)ライカールトだよ」と明かした。
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です



