レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は、不調の続くFWカリム・ベンゼマには自信が必要なだけと語っている。また、批判の対象となっている若手選手にも言及した。
レアル・マドリーのストライカーとして長年君臨するベンゼマだが、今シーズンは全公式戦に13試合出場してわずか2ゴールのみと不振に陥っている。このフランス人FWの不調も重なり、レアルは首位バルセロナに早くも勝ち点10差をつけられており、リーガ・エスパニョーラ連覇は難しい状況となっている。
しかしジダン監督は、ベンゼマの不調をそれほど問題視していないようだ。20日に行われたチャンピオンズリーグ・APOEL戦前の会見で、1点でも入れば自身を取り戻すだろうと語っている。
「彼自信、もっとできるとわかっているはずだ。しかし、今はゴール前で自信を失っている。ストライカーは自信を保つためにゴールが必要だ。1点でも入れば、次第にゴール数は増えるだろう」
最近のパフォーマンスから、若手選手への批判が巻き起こっていることについて問われたフランス人指揮官は、「彼らのやる気がないって?それは聞いてみないと分からない。しかし、彼らは努力を続けている。マルコ・アセンシオが良い例だ。昨シーズンは出場機会を得られなかったが、今シーズンは多くの試合に出場している」と擁護。
続けて「(ダニ)セバジョスや(マルコス)ジョレンテ、アクラフ(ハキミ)ら若手が他の選手たちよりも出場機会が少ないことは当然だ。しかし、彼らにはここで大きな未来が待っている」と今後の成長を期待している。
また、APOEL戦について「APOELは良いチームだ。キプロスリーグでのことはわからないが、CLで実力を証明している。この大会に出場するに値するチームだ。ベルナベウでも良いプレーをしていたから、明日はさらに難しい試合になるだろう。入念に準備しなければならない」と警戒を強めている。


