5日のリーガ・エスパニョーラ第8節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのグラナダ戦に4-2で勝利した。ジネディーヌ・ジダン監督は試合後、大きな存在感を発揮したMFフェデ・バルベルデに称賛の言葉を送っている。
ウルグアイ代表でも活躍する現在21歳のバルベルデはこれまでも将来が嘱望される存在だったが、ついに本格的なブレイクを果たす兆しを見せている。
フル出場したこのグラナダ戦のパフォーマンスは、圧巻そのものだった。MFエデン・アザール、MFルカ・モドリッチのゴールのきっかけとなるボール奪取をはじめ、確かな戦術理解力、恵まれたフィジカルによって攻守にわたって貢献。近い将来、モドリッチ、MFトニ・クロース、MFカセミロのマドリーの中盤3本柱に割って入る可能性すらも感じさせている。
ジダン監督の試合後会見でも、まず最初に質問が飛んだのは、バルベルデの活躍についてだった。フランス人指揮官は、21歳の若手選手について次のようにコメントした。
「確かに、彼の活躍を喜ばしく思っている。彼は本当に良い選手であることを示し続けてきたが、まだ成長を続けている。いつだって前へ進み、ボールを求めるのが彼だ。2ゴールの鍵を握ったし、満足しているよ。しかし今日の勝利はチーム全体の働きによって成し遂げられた。前半はあらゆる点で素晴らしく、自陣からボールをつなげていくことができたね」
「フェデは近代的な選手で、攻守にわたって走ることができる。素晴らしいよ。フェデがピッチで躍動しているのは、私にとってもうれしい。彼は出場するべき選手なんだ」
ジダン監督はまた、見事なループシュートによってレアル・マドリー加入後初ゴールを決めたMFエデン・アザールについても言及している。
「そう、私たちは今日みたいなエデンを求めていたんだ。彼にはゴールが欠けていたんだ。エデンは満足していたし、私たちは彼のことを喜ばしく感じている。これから決めるであろう多くのゴールの一発目になったらいいね」
その一方で、ペナルティーエリア手前から強烈なミドルシュートを突き刺し、チームに3点目をもたらしたモドリッチについては、今後も積極的にゴールを狙うことを求めている。
「モドリッチのはゴラッソだった。数年前にもグラナダ相手に決めていたね。彼のキックは素晴らしいが、あまり思い切ってシュートを打ってくれない。そのキックの素晴らしさを考えれば、もっと打ってくれないと(笑)」
このグラナダ戦はポジティブなトピックもあった一方、ネガティブなこともあった。後半にグラナダに2点を決められ、一時1点差に迫られるなど再び守備の脆弱さを露呈してしまったのだ。しかしながらフランス人指揮官は、一筋縄ではいかない試合の方が多いことを強調する。
「レバンテ戦同様の展開だった? 今日の試合と比較する必要はない。昨日も言った通り、私たちは2位のチームと戦ったわけだ。ミスを犯したことは受け入れなければならないが、しかし私たちは後半も主導権を握っていたし、実際4点目まで奪った。それでも私たちは簡単な試合など絶対にないと理解している。失点したとしたら、それは相手の功績だよ」
「もちろん、私たちはもっと良いパフォーマンスを求めている。私たちは完璧主義者で、もっとやらないといけないんだ。私は簡単な試合など存在しないと思っているし、相手が攻撃に転じる瞬間は必ずある」
「しかし、今日は満足していいだろう。私たちは首位に立ち続けているのだから。残念なのは、多くの選手たちがまた代表チームに合流することだが、受け入れなくてはならない」
取材・文/江間慎一郎
▶ラ・リーガ観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう
【関連記事】
● DAZNを使うなら必ず知っておきたい9つのポイント
● DAZNが「テレビで見れない」は嘘!6つの視聴方法とは?
● DAZNの2019年用・最新取扱説明書→こちらへ ┃料金体系→こちらへ ※
● 【簡単!】DAZNの解約・退会・再加入(一時停止)の方法を解説 ※
● 【最新】Jリーグの試合日程・放送予定一覧/2019シーズン
● Jリーグの無料視聴方法|知っておくと得する4つのこと
「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です