3日のリーガエスパニョーラ第22節、レアル・マドリーは敵地シウター・デ・バレンシアでのレバンテ戦に2−2で引き分けた。二度にわたってリードを得ながらも、カウンターから失点を喫した同チームだが、ジネディーヌ・ジダン監督は守備を改善する必要性を説いている。
スペイン『マルカ』がフランス人指揮官の試合後コメントを伝えた。
「(カウンターからの失点は)さらなる仕事が必要ということを意味している。2失点目、2−1とした後の失点は防げた。防ぐことができたんだ。相手がカウンターから打撃を与えられることは分かっていた。彼らは4回のチャンスの内、2回をゴールにつなげたんだよ」
ジダン監督は2−1とした直後にFWクリスティアーノ・ロナウドを下げてMFマルコ・アセンシオを投入。その理由を問われると、次のように返答した。
「中盤の選手を増やし、ピッチ中央の厚みを増すために彼を下げた。選手を交代しなければならなず、だから代えたんだ。それだけだよ」
4位レアル・マドリー(1試合未消化)は、同日にベティスに敗れた5位ビジャレアルとの勝ち点差を3までしか広げられず。翌日に直接対決を迎える2位アトレティコ・マドリー(現在、勝ち点6差)と3位バレンシア(勝ち点1差)に差を広げられる可能性をつくったほか、首位バルセロナには21差をつけられる可能性もある。
しかしながらジダン監督は、リーグ戦の決着がついたことを否定している。
「見てみようじゃないか。私からは、リーガの決着はついていないと言い続ける。確かに、今日はコントロールしていた試合で勝ち点2を失った。勝ち点差は大きい。3連勝を果たさなければならなかったが、そうできなかった」
第20節デポルティボ戦を7−1、第21節バレンシア戦を4−1で制して復活を予感させたレアル・マドリーだが、今季は安定した成績を収められずにいる。
「心配はしていない。心配なのではなく、優位に立ちながら勝利を手にできなかったことに失望している。来週にも試合はあるし、チャンピオンズリーグ(PSG戦)はその後に目を向けることだ」
ジダン監督はその一方で、自身の去就について問われ「私は次の試合を考える。それ以上のことは頭にない」と返している。




