ジェノアに所属するU-17イタリア代表のFWピエトロ・ペッレグリがセリエA史上最年少となるドッピエッタ(1試合2得点)を記録した。
2001年生まれのペッレグリは17日に行われたセリエA第4節ラツィオ戦(2-3でラツィオが勝利)において33分、MFアドリアン・セントゥリオンに代わり途中出場。すると57分と73分に得点を記録し、ドッピエッタを達成した。16歳112日でのドッピエッタはセリエA史上最年少記録となり、1931年にプロ・ヴェルチェッリのシルヴィオ・ピオラ氏が達成した17歳104日の記録を大幅に塗り替えた。
■幼い頃から父と2人3脚
試合終了後、『プレミアム・スポーツ』のインタビューに応じたペッレグリは「もちろん、満足している。今日は子供の頃からの夢を実現できて嬉しい。僕はジェノアファンなので、1ゴールはサポーターに、1ゴールは僕のパパに捧げたい」と語り、喜びを表現した。
父マルコ・ペッレグリ氏はジェノアのチームマネージャーを務めており、ベンチから息子の活躍を見守っていた。ドッピエッタ達成の瞬間には号泣する様子が中継映像に映し出されており、試合終了後に父の涙する映像を見たペッレグリは自身も目に涙を浮かべ、感謝の意を述べている。
「パパがゴールに涙するのは初めてではないけど、彼も満足してくれたのだろう。しょっちゅうパパを泣かせられるといいな。パパは僕が小さい頃からサッカーのサポートをしてくれた。感動させることができて嬉しい。寒い時も雨の日も、いつも僕を練習へ連れて行ってくれたんだ」
なおペッレグリは同時に、ヨーロッパ5大リーグにおいて2000年以降に誕生した選手で最初に2ゴールを記録した選手となった。ペッレグリはジェノアの下部組織出身。2016年12月22日のトリノ戦でセリエAデビューを飾り、1937年にアメデオ・アメデイ氏が残した最年少出場記録15歳280日に並んだ。これまでセリエA通算5試合に出場、すでに3ゴールを挙げており、“神童”との呼び名も高い。
▶セリエAのライブを観るならDAZNで!1ヶ月間無料のトライアルを今すぐ始めよう

