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Jose Mourinho 04242013

シャルケ1年目は受難の時に。逆襲誓うマスカレル「CLこそがこのクラブのいるべき場所」/インタビュー

非常に難しいデビューシーズンを終え、オマール・マスカレルはシャルケで2年目を迎える。新監督にデイヴィッド・ワグナーを迎えたケーニヒス・ブラウ(シャルケ04の愛称)の中で、26歳のスペイン人は守備的MFのリーダー的役割を担うだけでなく、今やチームキャプテンの一人となっている。

ユーモアのセンスに溢れるマスカレルは、1時間に渡るインタビューの中で、ゲルゼンキルヒェン(シャルケ地区が属する都市)での1年目が非常に残念な結果に終わってしまった理由を語ったが、最近は調子が上向いてきたと評価。実際、シャルケはここまでの4試合で7ポイントを獲得し、まずまずの序盤戦を過ごしている。

またマスカレルは、これまで所属したレアル・マドリーやアイントラハト・フランクフルトについても語り、「ジョゼ・モウリーニョに一生感謝し続けるだろう」とする理由についても教えてくれた。

■混沌の昨季を振り返る…

Schalke Hoffenheim 20042019getty Images

――マスカレルさん、シャルケでのデビューシーズンは忘れてしまいたいほどの結果でした。今季は開幕4試合で勝ち点7と、まずまずのスタートを切りました。その理由はどこにあるのでしょうか?

基本的なコンディションが上向いてきているんだ。よく準備ができたし、うまくチームが強化でき、新しい指導体制にもなった。過去から学ぶべきことは学んだから、昨シーズンのような経験は二度としたくないね。シーズン序盤に低調なスタートを切ってしまって、それから泥沼にはまって何カ月も抜け出せなくなってしまったんだ。

――あなた自身はというと、ドメニコ・テデスコ元監督の下でほとんど起用されませんでした。それはなぜでしょうか?

シーズン前に故障してしまって、自分に自信を持てるコンディションではなくなってしまったんだ。とても難しいシーズンだったね。

――特に、フランクフルトでの素晴らしい2年間があったわけですから、あなたの評価は高かったはずです。今夏には他の選択肢もあったと思いますが…。

その通り。ブンデスリーガのクラブからいくつかオファーは来ていたけれど、シャルケに残りたいと心ははっきり決まっていたんだ。このクラブには長い歴史があり、印象深いファンとの交流や大きな野望がある。ここで自分の役割を果たせるのが楽しみなんだよ。

――チームに馴染むのに問題はありましたか?

いや、全く問題なかったよ。同僚が僕の面倒を見てくれて、溶け込ませてくれたんだ。例えば、ナウドはたくさん助けてくれた。残念なことに冬に(モナコへ)移籍してしまったけれど、それまではね。

――ただ、馴染んでも出場機会はなかなか得られませんでした。1月の移籍については考えましたか?

確かにその頃は難しい時期だった。けれど、最初からハッキリしていたのは、僕はシャルケで活躍したいということだったんだ。ここでプレーするだけの能力があって、チャンスはやってくると思っていたから、逃げ出したくなかった。

――そして、3月にはついにテデスコ監督が解任されてしまい、後任にはフーブ・ステフェンスが就任しましたね。

ステフェンスには最初から好感を抱いた。初日から一緒にいてくれて、色々と議論を交わしたよ。難しい時期を乗り越えたことで僕たちを精神的に強くしてくれた。彼はとても厳しい監督だけれど、当時は必要なことだったんだ。

■ワグナー新監督の感触は?

Amine Harit David Wagner Schalke 04 31082019getty Images

――今夏からデイヴィッド・ワグナー監督が就任しました。どんなタイプの人間で、どのような戦術のアイデアを持っているのでしょうか?

チームメンバーと親しい人だね。一般的に、コーチングスタッフはとてもお喋りが好きで、選手を温かく迎え入れてくれるんだ。これがチームの雰囲気作りには大切なことだ。それから、ワグナーの戦術論に僕らはとても納得している。ボールを失ったらすぐゲーゲンプレッシングに行くことを強く要求されているんだ。彼はその約束事をないがしろにしたくなかったし、僕らもそうだ。チームにはボールの扱いに長けた選手がたくさんいるから、その戦術だとメリットが大きいんだよ。例えばアミーヌ・アリやウェストン・マケニーのような一部の選手は今シーズン躍進するはずさ。

――ワグナーはシーズン前からあなたをキャプテンの一人に指名しました。ワグナーがあなたに言ったことを教えていただけますか?

練習やプレシーズンマッチでの僕のパフォーマンスを気に入り、僕を信頼してリーダーにしたいと言っていた。信頼してくれて幸せだし、誇りに思う。彼には感謝しているよ。

――監督も代わり、シャルケは新たな一歩を踏み出しました。今後3年間のシャルケについて、どう予測しますか?

まずは昨年よりいいパフォーマンスをすることが重要だ。だけど、僕らはシャルケだ。中長期的にはチャンピオンズリーグ(CL)に戻りたいという強い野心があるよ。CLこそがこのクラブがいるべき場所だし、だからこそ僕はここに来たのだから。

■モウリーニョには「一生感謝することになる」

Omar Mascarell, Sergio Aguza, Raúl De Tomás and Burgui, from Real Madrid Castillarealmadrid.com

――あなたは元々テネリフェのクラブ出身ですが、16歳の時レアル・マドリーに移籍しました。その当時の記憶をお話しいただけますか?

ポジティブな思い出しかないね。もちろん最初は、カナリア諸島を離れることは簡単ではなかったよ。家族や友人がいたからね。母はそれほどサッカーに興味がある人ではなかったから、最初はそれ(マドリーへの移籍)がどういうことかわからなかったんだ(笑)。けど、プロ選手になる夢を実現させるにはこのステップを活かさなくてはいけなかった。それに、レアル・マドリーは人生で一度しか止まってくれない電車みたいなもの。逃すわけにはいかないよね。

――マドリーのトップチームでは1試合のみの出場となってしまいました。若い選手がポジションを争うのは非常に難しい環境ですよね。

レアル・マドリーは世界で一番のビッグクラブだ。あのクラブを経験してからは、そこまで強く印象に残るものは何もないよ。初めてトップチームと練習したときは、そこにメスト・エジル、クリスティアーノ・ロナウド、シャビ・アロンソ、そしてセルヒオ・ラモスがチームにいた。単純にイカれているよ。ユース上がりの若手じゃほぼノーチャンスだ。トップチームと練習する機会はよくもらっていたし、アメリカでのプレシーズンにも帯同させてもらった。けれど、そのときに分かったのは、得るものは大きかったものの、僕はまだ成熟したプロではないということだった。

――とりわけ印象に残ったレアル・マドリーの選手は誰ですか?

一人に絞るのは難しいな。たぶん、カリム・ベンゼマかな。彼はここ10年で最高のセンターフォワードだと思う。それに、最高にいい人で、地に足が付いているんだ。若い選手の隣にやってきて、アドバイスをくれる。だから、マドリーの選手はみんな彼が好きなんだ。それこそみんなが彼の周りに人が集まる理由だね。

――フランクフルト時代のチームメイトであるルカ・ヨヴィッチはレアル・マドリーへとステップアップしました。ベンゼマを超えるための大変な試練が待っているでしょうね。

ルカはカリムから多くを学ぶはずだよ。ルカはまだ若いし、みんな辛抱強く彼のことを見てあげるべきだ。彼はまだ、新しい国にやってきたばかりで、新しい言語や文化に触れたばかりなんだからね。レアル・マドリーでのプレッシャーをすべての人がやりすごせるわけではない。彼が克服できることを願っているけれどね。彼にはその能力がある。あの年齢であれほど隙のないストライカーは見たことがないよ。クラブが支払った6000万ユーロ(約71億円)に見合う価値があるはずだと思う。

――一般的に、レアル・マドリー所属のタレントたちは、フットボールへ集中できなくなる傾向があります。その原因は、このクラブにたどり着くことで選手としての目標を達成してしまうことにあるのでしょうか?

理由としては、マドリードはとてつもなく大きな町で、色々な機会にあふれていることにあるんじゃないかな。ときどき年長の選手でさえも、それをコントロールできなくなってしまうんだ。マドリードでは、パーティーをするのに土曜日を待つ必要がないんだよ。月曜日や火曜日にだってできてしまう。ただ、エンブレムを胸につけていれば何とでもなる、という考えにとらわれてはいけない。これは本当に危険な考え方だ。若い選手でさえもすでに有名人だから、信用できない人たちが悪い影響を与えようとして寄ってくるんだ。悪い友人を作らないように気を付けないといけない。僕の場合は、両親の教えもあって、そうならずに済んでいたけどね。

Jose Mourinho 04242013

――ジョゼ・モウリーニョは2013年のCAオサスナとの試合で、あなたをリーガデビューに導きました。交代出場する前に、彼が話したことを教えてください。

「1分1秒を楽しみなさい」と言われたよ。彼は僕にも他の若手にも親身になってくれたし、ユースにも非常に興味があったから、いろいろな有望な選手たちがプレーすることができた。彼には一生感謝することになると思う。けど、プロとしての将来は保障されていないことは分かっている。当時はW杯も迫っていたから、どこでも行って試合経験を積むことが僕にとってベストだったんだ。

――ダービーへの移籍を経てあなたは2016年にフランクフルトに加入します。そして2年後、バイエルンに勝利してクラブにドイツカップをもたらしました。この試合は最高の思い出となったことでしょう。

いまだに時間があるときは「The Return of the Cup」(フランクフルトが30年ぶりにDFBポカールを獲得するまでのドキュメンタリー)を見ているよ。あの試合は、僕にとってこれまで一番の成功を収めた、忘れられない完璧なハイライトだった。キックオフの1週間前には、成功を成し遂げられる感覚がメンバー全員の中にあったんだ。あの雰囲気は刺激的だった。チームメイトとしてではなく、みんな家族のように会話していた。まさに、僕たち全員が兄弟のようだった。それは試合の中でも分かっただろう。バイエルンの秀でたプレーでも僕たちを圧倒することができなかったし、相手は気力が切れてしまっていた。意志の強さがあの夜の勝敗を分けたんだ。それに、ファンの支えもね。これまでのキャリアのなかであのような光景は見たことがないよ。特に、試合後はすごかった。空港やレーマー広場(フランクフルト旧市街の中央広場)でのファンの歓迎といったら、息をのむほどだったよ。

インタビュー・文=Kerry Hau (ケリー・ハウ)

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