2017-08-15-urawa(C)Getty Images

シャペコエンセに勝利の浦和・堀監督、守備意識の向上を強調…新加入のDFマウリシオに高評価

スルガ銀行チャンピオンシップが15日に行われ、埼玉スタジアム2002で浦和レッズとシャペコエンセ(ブラジル)が対戦した。試合は1-0で浦和が勝利。試合後、浦和の堀孝史監督は、守備面の改善に自信をのぞかせた。

両チームともに無得点で迎えた終盤、MF阿部勇樹がPKを決めての勝利。「攻守において我慢する時間帯が多いと感じた」と堀監督は振り返る。「攻撃の起点となる場所を見つけ、フィニッシュの一歩手前までは行けたが、そこから先の動き出しや積極性が少し足りなかった」と攻撃の課題を挙げた。一方、守備に関しては「カウンターを食らうシーンもあったが、攻守の切り替えを早くして止められた。少しずつだが(守備力が)上がってきている」と手ごたえを感じているようだ。

堀監督が就任して3試合目。2-2で引き分けた明治安田生命J1リーグ第20節・大宮アルディージャ戦、1-0で勝利を収めた同21節・ヴァンフォーレ甲府戦に続き、「最後の時間帯に押し込まれる」展開となった。それでも堀監督は「選手たちは我慢を強いられながらも、ゴール前で粘り強く守ってくれた」と、2試合連続で無失点となったことをポジティブに捉える。

具体的な改善点を聞かれると、「ピッチにいる全員が『ボールを奪う、ゴールを守る』という守備の意識が高くなった」ことを挙げる。さらに、以前は「ファースト・ディフェンダーを決められない」ことがあったが、いまは「誰が最初に(プレスを掛けに)行くのかを選手たちが共有」できていると語った。また、新加入のDFマウリシオについては、「予測、味方へのコーチングもしっかりできる」とリーダーシップに期待。さらに「相手の嫌がる場所、味方の優位になる場所にパスを出す能力も高い」と語り、ビルドアップの起点になる選手だと評価した。

攻撃については「前にいる5人の距離感が、以前よりちょっと良くない部分が出てきている」と懸念。そして「守備を強調している分、(選手の)距離感の部分(への意識)が減ってきているかな」と、攻守のバランスを取ることの難しさを口にした。

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