13日のラ・リーガ第25節、アトレティコ・マドリーは敵地モンティリビでのジローナ戦に臨み、1-0の勝利を飾った。ディエゴ・シメオネ監督は試合後、1-0の勝利に大きな価値を見出している。
何度も決定機を迎えながらも決め切れなかったアトレティコだったが、94分の決勝点を決めた。右サイドのCK。グリーズマンが蹴ったクロスをニアサイドのFWアンヘル・コレアが右足でファーに送り、待ち受けていたFWアルバロ・モラタが左足でボールを押し込んだ。一時はモラタのオフサイドを取られたものの、VAR介入の結果、ゴールが認められている。このモラタ弾で勝利したアトレティコはラ・リーガここ9試合を6勝3分けで終えるなど好調。前日にマジョルカと引き分けた4位レアル・ソシエダと勝ち点3差で3位につけている。
なおシメオネ監督にとって1-0というスコアでの勝利は、アトレティコ指揮官として通算100回目のことだった。ゴールを決め切る力、そして堅守によって実現されるウノセロ(1-0)の勝利は、今季11回も実現しているチャビ・エルナンデス監督率いるバルセロナの特徴でもあるが、シメオネ監督は同スコアの勝利に大きな価値を感じているようだ。
「多くの戦術家が1-0よりも美しいプレーの方が好きだと言っている。しかし、1-0だって美しいものなんだよ。守備面で注意を払わなくてはいけないし、最後には才能が試合の均衡を破り、勝利を物にできる。私は1-0に大きな価値を与えたい。それはインテンシティーについて話しているのと同義だ」
「ここ最近は他チームの1-0勝利が大きな評価を受けている。私はそのことがうれしいんだ。単純なように見えるが、このスコアで勝利するためには凄まじい集中力が必要になる。意見を述べる人々には1-0をもっと評価してほしいんだよ」




