11日のリーガエスパニョーラ第28節、アトレティコ・マドリーは本拠地ワンダ・メトロポリターノでのセルタ戦に3-0で勝利した。ディエゴ・シメオネ監督は、セルタの攻撃をうまくいなしながら勝利を手繰り寄せられたと満足感を示している。
「多くの選手を攻撃に割く相手との素晴らしい試合だった。立ち上がりの私たちはフィニッシュで精彩を欠き、だからスコアを動かすことができなかった。後半に入るとセルタがポスト直撃のシュートを放つなど良い入りを見せたが、ビトロのゴラッソが決まって、より快適に試合を運べるようになったね」
2位アトレティコは、首位バルセロナとの勝ち点8差を維持。シメオネ監督は残り5節まで可能性が残されている場合に、逆転優勝を視野に入れる考えのようだ。
「まだ先は長い。私たちを導くのは、パルティード・ア・パルティード(試合から試合へ、一試合一試合)だ。今からロシアへの難しい旅に出て、次にビジャレアルで試合……次戦への準備をするだけだよ。私の望みは、可能性がある状況で残り5節を迎えること。そうなれば、もう少し話をすることができる」
一方、臀部を痛めていたことでこの試合の出場が危ぶまれていたGKヤン・オブラクが、途中からDFホセ・ヒメネスにゴールキックを任せた理由について問われると、こう返答した。
「ヒメネスの方が強くボールを蹴れる。彼が爆弾を投下していたように見えなかったかい(笑)?まあ想像だがオブラクは少し違和感を覚え、リスクを冒したくなかったのだろう」
シメオネ監督はまた、この試合の先制点を記録し、MFビトロの追加点をアシストしたFWグリエズマンについても言及。バルセロナ移籍が盛んに報じられる同選手だが、現在はアトレティコに所属していることを強調した。
「私は現実のみを話す。今日の彼は、私たちとともにある。この試合では再びゴラッソを決め、追加点をアシストした。それが現実であり、明日のことは明日のことだ」




