Carlo Ancelotti NapoliGetty

ザルツブルク戦の会見ドタキャン&集団で合宿拒否のナポリ、騒動の背景は?

ナポリでは、選手がチャンピオンズリーグ(CL)ザルツブルク戦(1-1)終了後に予定されていた合宿を拒否し、問題となっている。『スカイスポーツ』など複数のイタリアメディアが伝えている。

ナポリは昨シーズンまで、2年連続でセリエA2位につけるなど好成績を収めていたが、今年は11試合を終えて5勝3敗3分と18ポイントで7位に低迷。事態を重く見たアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は、5日のCLザルツブルク戦の前日に、10日までの日程で合宿を行うよう指示した。しかし選手たちはザルツブルク戦終了後、クラブの許可を得ることなく、サンパオロから帰宅。合宿の行われるカステル・ヴォルトゥルノに戻ることはなかった。さらに指揮官カルロ・アンチェロッティも、試合後に予定されていた会見をドタキャンして立ち去り、物議を醸していた。

■合宿放棄はザルツブルク戦前に計画か

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『イル・マッティーノ』によれば、選手らは、合宿の開催に懸念を示していた指揮官が味方につくことを確信。すでにザルツブルク戦の前に合宿拒否を決断していたという。選手らは、合宿についてメディアを通じて知ったことに不快感を示したほか、契約上、長期間の合宿への強制力はないのではないかと疑念を抱いていた。各選手がマネージャーを通じて弁護士や選手協会に問い合わせを行うなど、選手間の意見がまとまらない中、合宿拒否へと踏み切ることになった。

ザルクブルク戦終了後、カステル・ヴォルトゥルノ行きのバスを手配したクリスティアーノ・ジュントリSD(スポーツディレクター)ら幹部と選手の間で口論が発生。最初に声を上げたのは、ドリース・メルテンスだったが、すぐさまホセ・カジェホン、アラン、ロレンツォ・インシーニェ、カリドゥ・クリバリも加わった。アランは声を張り上げて、「僕らは家に帰る。会長に言っておいてくれ」とナポリSDに抗議。会長の息子であるエドアルド・デ・ラウレンティス氏も介入し、「我々は常に君たちの味方だが、クラブの決定は受け入れなければならない」と説得を試みた。メルテンスはそのままシャワーも浴びずにスタジアムを後にした一方、残された選手とクラブ幹部との間で口論は続いた。隣室にいたアンチェロッティは異変を察知すると、UEFAの会見を欠席。スタッフを引き連れて誰もいないカステル・ヴォルトゥルノへ向かい、深夜3時まで状況をうかがっていたとみられる。

翌日の練習は予定通り行われたが、選手は終了後に再び帰宅。するとナポリは合宿のために確保していたホテルの部屋をすべてキャンセルし、合宿は事実上、中止となった。その後、ナポリは声明文を発表。合宿を「懲罰合宿」と誤報したメディアに苦言を呈しつつ、「選手の集中力や意欲を高めるための建設的な合宿だった」と今回の合宿計画について弁解している。

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「※」は提携サイト『 Sporting News 』の提供記事です

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