元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が、ミラン情報サイト『MilanNews』のインタビューに応じ、古巣ミランやセリエAについて語った。
2014年ブラジル・ワールドカップで日本代表の指揮を執ったザッケローニ氏は、過去にユヴェントスやインテルなどセリエAのビッグクラブ指揮官を歴任。ミランでは1999年にスクデットを獲得した経験も持つ。そんなザック氏は、新型コロナウイルス感染拡大により少なくとも4月3日まで中断しているセリエAについて言及。上位2チームによるスクデット・プレーオフやシーズン中止、EURO2020の開催延期により日程を後ろ倒しにするなど複数案が議論されている。
「時期がどうなるか分からないので答えるのは難しい。もし4月上旬に再開できれば様々な解決法が見つかるだろうが、1カ月以内に再開できないのであれば、全日程を消化するのは極めて難しくなる。この問題はイタリアだけでなく、EURO2020の問題も関わってくるだろう」
続いてザック氏は、自身のお気に入りの選手であるFWズラタン・イブラヒモヴィッチについて言及。改めてスウェーデン人FWがバロンドールに値する選手だと称えた。
「私は常にイブラヒモヴィッチにバロンドールを与えなかったのは冒涜のようなものだと明言してきた。イブラは11～12シーズン連続でリーグ優勝しており、キャリアにおいて彼ほど違いを見せることができた選手は他にいない。決定的な影響力があり、極めて上質なプレーができるすべてを兼ね備えた選手だ。なぜ彼がクリスティアーノ・ロナウドや（リオネル）メッシよりも下に見られてきたのか、私には分からない。彼は2人と同様に試合のバランスをいつでも動かせる選手なんだ。2人は彼に劣らぬほどリーグ優勝を重ねてきたのだろうか？どのチームがリーグ優勝するかと言ったら、彼を獲得したチームだったからね」
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