サウサンプトンからサンプドリアに電撃移籍した日本代表DF吉田麻也について、イタリアメディア『スカイスポーツ』が2日、記事で紹介した。
吉田は今シーズン、サウサンプトンで8年目の年を過ごしていたが出場機会に恵まれておらず、冬の移籍期間最終日に元レスター指揮官クラウディオ・ラニエリ率いるサンプドリアに6カ月間のレンタル移籍。サウサンプトンに支払われたレンタル料は20万ユーロ（約2400万円）で買い取りオプション付きとされている。
イタリアメディアは吉田について、「これがヨシダだ。ヤナギサワ（柳沢敦氏）に続くサンプで2人目の日本人選手」との小見出しで紹介。2003-04シーズンにサンプドリアに所属した柳沢氏以来の日本人選手である吉田が、「サンプドリアにとって、セルタ（デ・ビーゴ）に移籍した（ジェイソン）ムリージョおよび負傷中の（アレックス）フェラーリの抜けた守備の穴を補強になる」と綴った。
またイタリアメディアは吉田について、「キャリア通算37ゴールと得点力を持つセンターバック」と紹介。「プレミアリーグで154試合に出場し、彼ほどの記録を残した日本人選手はいない」と指摘したほか、「新指揮官クラウディオ・ラニエリとレスター時代に対戦」していることも補足した。
さらに国際舞台における豊富な経験にも言及。「ワールドカップに2回、アジアカップに3回出場しており、日本代表主将としての経験をジェノヴァにもたらしてくれるだろう」と期待を寄せた。また吉田が2017年12月のハル・シティ戦で日本人初となるプレミアリーグ100試合出場を達成した際のコメントを引用。「ヨシダはニール・アームストロングの言葉を言い換え、『1人の選手にとって小さなステップだが、日本サッカーにとって大きなステップ』と語っていたが、あれから3年足らずでセリエAへと続く新たなステップを踏んだ」と表現した。
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