サンダーランドは、ボーンマスに0－1で敗れ、10年間戦ったプレミアリーグから降格することが決定した。
プレミアリーグ第35節、スタジアム・オブ・ライトで行われた一戦は、エースのジャーメイン・デフォーが決定機をものにできず、試合は膠着状態が続く。すると、88分にジョシュア・キングがゴールを挙げ、1点を守り抜いたボーンマスがサンダーランドを下している。この結果、サンダーランドは来シーズンから戦いの場をチャンピオンシップに移すこととなった。
一足先に行われたハル・シティ対サウサンプトンの一戦は、スコアレスドローに終わり、結果次第ではサンダーランドの降格は次節以降に持ち越しになる可能性もあった。しかし今シーズン、わずか5勝しか挙げられなかったチームには、昨シーズンに続く奇跡を起こすだけの力を備えてはいなかったようだ。
今シーズンは開幕から10試合未勝利と低調なプレーが続き、初勝利を挙げるのに11月のボーンマス戦まで待たなければならなかった。翌週にはビクター・アニチェベの活躍もあり、ハル・シティに3-0で勝利し連勝を飾ると、12月はレスター・シティとワトフォードに勝利し、チームは調子を上げるかに思われた。
しかし、昨シーズン奇跡の残留に導いたサム・アラダイス監督率いるクリスタル・パレスに4-0で快勝後は、勝利から見放されてしまう。その後は7試合連続でスコアレスに終わるなど、一向に調子の上がらないチームは、3試合を残してチャンピオンシップへの降格が決まった。ホームでの失態にサポーターは怒り、その矛先はチームを管理できなかったデイビッド・モイーズ監督とオーナーのエリス・ショート氏に向けられている。
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