Marco Materazzi headbutted by Zinedine Zidane

サニョルが振り返る2006年W杯、頭突き事件起こしたジダンに抱えた憎悪…「彼の謝罪を受け入れられなかった」

元フランス代表DFウィリー・サニョル氏が、ジネディーヌ・ジダン氏の頭突き事件が起こった2006年ドイツ・ワールドカップ(W杯)決勝フランス対イタリアを振り返った。

ドイツW杯決勝は、7分にこれが現役最後の試合だったジダン氏がPKから先制点を決め、19分にマルコ・マテラッツィ氏が同点弾を記録。1-1のまま延長戦に突入すると、ジダン氏が挑発したマテラッツィ氏に対して頭突きをして退場となり、結局PK戦の末にイタリアが優勝を飾っている。

フランス『ラディオ・モンテカルロ』とのインタビューであの決勝戦を振り返ったサニョル氏は、チームの絶対的エースだったジダン氏によって希望を植えつけられ、しかし同じくジダン氏によって大きな失望を味わったことを告白。まずジダン氏のPKからの得点について、次のように語っている。

「ジダンのPKには色々思うことがあった。彼はパネンカ(チップキック)でネットを揺らしたが、それはとてもリスクがあることだった。まず考えたのは、ジダンが完全にクレイジーなやつだということだった。結果、彼はゴールを決めて、僕は本当に幸せを感じた」

しかし、その後マテラッツィ氏が同点弾を決めて延長戦に入り、あのジダン氏の頭突き事件が生まれた(マテラッツィ氏曰く、挑発に用いた言葉はジダン氏の兄に関するものだった)。サニョル氏は試合終了後、ジダン氏への憤りを隠すことができなかったという。

「試合に負けてロッカールームに戻った。そこにジダンがいて、謝罪をしたわけだ。でも、そんなこと聞き入れられるはずがない! 僕は自分の失望の中にいたんだから。彼の謝罪は受け入れられず、彼と話す気にもなれなかった。『今はそんな時じゃない。トイレに行き、10分でタバコを250本吸わなきゃ』。そんな感じで、僕は現実から逃れていった」

「ジダンとは、それから2年間は話をしなかった。2008年のEUROの後、僕は結婚をすることになって、妻から彼のことを呼んでほしいと言われた。だから彼に電話をした。パーティーの夜に彼は駆けつけられなかったが、次の日に会うことができた。一緒に食事をして、楽しい会話も交わしたよ。そこから、また新たな日々がスタートしたんだ」

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