2017-07-16-opta

サッカーをデータからひと言分析する「オプタジロー」は何者なのか!?興味。

サッカーの試合をテレビ観戦していると、各選手の走行距離やチームのボール支配率など各種のデータが表示されることを多くの人がご存知でしょう。このデータを提供しているのが、2013年にPERFORMグループの一員となった「Opta」です。Optaはイングランドのプレミアリーグやドイツのブンデスリーガなど世界のサッカーリーグにデータ提供をしている会社です(国によってはサッカー以外のスポーツにも)。世界中のリーグで同じシステム、同じ基準でデータを取得しているため、選手やチームの比較も公平にすることができます。とにかく世界中のサッカーリーグになくてはならない存在、それが「Opta」なのです。

そんな「Opta」の日本公式アカウントが「OptaJiro(@OptaJiro)」です。「えっ、おぷた‥‥じろう‥‥?」誰ですか、そこで言葉を失ってしまったのは! この「Opta+名前」というのは、実は世界中のOpta公式アカウントの公式フォーマットなのです。例えば、イギリスには @OptaJoe がいます。メキシコには @OptaJavier がいます。そして、トルコには @OptaCan がいます。このように、必ずしも名前に「J」がつくわけではないのですが「姓はオプタ、名は‥‥と発します」状態のアカウントが、Optaの手により世界中に展開されているというわけです。その日本語版が「OptaJiro(@OptaJiro)」です。太郎でも良かったんじゃないかと思わないでもありませんが、他国のアカウントに「J」のつくものが多いのでJiroなのではないかと察してあげましょう。

さて、このオプタジローがツイートする内容ですが、Jリーグの試合のデータを元にしたものです。例えばこんな感じで。

最初にキーワードとなる数字があり、シンプルにその数字の意味が解説されます。データを読み解いたツイートを読むと「へ~、なるほど」と膝を打つものばかりです。

こんなデータはどうでもいいと言ったらどうでもいいんですけど、それにしてもこんな数字を探し出してくる努力に頭が下がります。オプタジローの中の人は1人なんでしょうか?

こんな危険な数字もあります。

怖い怖い、怖い怖い。

オプタジローのツイートを追っていくと、ある特徴があることに気づきます。それが最後のひと言です。

いや、本当にその通りでございます。崩壊。なんとなく感じていたことを数字で見せられ、ズバッとひと言で斬られるこの感じ‥‥まさに"データ侍”ではありませんか!? ちなみにこの最後の斬鉄剣が如く切れ味の良いひと言、日本だけではないのですよ。

この切り口が、OptaアカウントをOptaアカウントたらしめるひと言となっているようです。

しみじみと侘び寂びまで感じてしまうような"データ侍”オプタジローのツイート、ぜひフォローしてみてください。贔屓のチームだけでなく、Jリーグ全体を俯瞰して見ることができる面白さがあります。鳥目。

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