16歳の俊英は、J1クラブ同士の公式戦で初めてスターティングメンバーに名を連ねた。
「出場する時間が長いので、いろんなことができました。(U-23と違って)ナイトゲームで、日中よりも周りがシーンとしてるんで、太鼓の音がよく響いていたと思います」
JリーグYBCルヴァンカップ・グループステージ第1節、横浜F・マリノス戦に0-1で敗れたFC東京のMF久保建英は、「最後のところで決めきれていない。自分の力不足だと思います」と反省しきりだ。
1点ビハインドの66分、FC東京は絶好の位置でFKを獲得。これを久保が左足で直接狙うも、ボールは壁に当たってしまう。「狙ったところに行ったんですけど……。次から、練習でもっと違う蹴り方を考えていけたらなと思います」と向上心を燃やす。「ゴール以外に狙うものはないんで」と、サッカーの原点を常に念頭に置いているのが久保だ。
ゲームでは、久保がドリブルで推進力を見せたシーンも散見された。「1〜2回、ちょっとドリブルが不完全って言ったらあれですけど、ちょんと足を出されて角度を変えられて、相手ボールになったこともあった。集中して油断せずに抜けたらいいな」と課題に言及。
「疲れた時に1回ちょっと変なパスを出してしまった。疲れていてもパスの精度は落としたくないなというのはありますね」と言うように、久保はこれからも理想のサッカーを貪欲に追求していく。
