バイエルン・ミュンヘンに所属するフランス代表FWキングスレイ・コマンが、今シーズンの好調の秘訣についてドイツ誌『キッカー』で語っている。
すでに2シーズンをバイエルンで過ごすコマンは、ジョゼップ・グアルディオラ監督、カルロ・アンチェロッティ監督の下でプレー。前者のもとで才能が花開き、サイドアタッカーとしての地位を確立したが、後者の指揮するチームではなかなか出場機会が与えられなかった。
今シーズンも難しいシーズンが予想されたが、ユップ・ハインケス監督就任以降、状況が一変。得点に直結するチャンスを次々と作り出し、2023年までの新契約も勝ち取った。再びブレイクした要因をコマンは次のように語る。
「チャンスが一度しか与えられないとなると、全然異なる方向に重きを置かないといけなくなる。よりプレッシャーがかかるし、若い選手なら緊張もしやすくなってしまう。でも今僕の頭はクリアになった。僕のドリブルを試合で活かすためにはリスクを取る必要がある。今はミスが許されているように感じているんだ」
また、活躍の要因は指揮官だけではない。同僚で先輩でもあるフランク・リベリについて「同じフランス人だし、アドバイスをくれる兄のような存在だ」と話し、いい関係であることを話した。
「僕らは互いを高く評価しあっている。一緒にプレーしていればサポートをする。僕ら二人はチームのためにという精神で戦っているよ」


