ラ・リーガ1部のラージョ・バジェカーノは26日、コロンビア代表MFハメス・ロドリゲス（33）の獲得を発表した。
ハメスは2023年6月にブラジルのサンパウロに加入したが、今夏に契約を解消していた。そんな同選手に目をつけたのが、スペイン首都マドリーに拠を構えるラージョだ。今年5月に創立100周年を迎えた同クラブは、コロンビア代表MFの高年俸を捻出する目処が立ち、契約を交わしている。
ラージョはハメスの高年俸を捻出するため、昨季まで在籍したFWラダメル・ファルカオを獲得したときと同じ手段を用いた。つまりは年俸の一部支払いを、コロンビア企業のスポンサーを募って賄う手段である。
ハメスは今夏のコパ・アメリカでコロンビア代表の準優勝に大きく貢献。史上最多となる6アシストを記録して大会最優秀選手に選ばれるなど、かつて世界が認めた才能を再び輝かせている。同選手のラ・リーガでのプレーはレアル・マドリーに在籍した2014～2020年以来のこと。レアル・マドリー以外ではモナコ、バイエルン・ミュンヘン、エヴァートン、カタールのアル・ラーヤン、オリンピアコスなどでプレーしてきた。
なおハメスに対しては、サウジアラビアのクラブが巨額オファーを提示していたようだが、選手本人が再び欧州のトップレベルでプレーすることを望んだようだ。コロンビアのフットボール史を代表するファンタジスタは果たして、ラ・リーガでも再び輝くことができるのだろうか。
