エヴァートンは、先日解任したロナルド・クーマン監督の後任として、前ドルトムント指揮官トーマス・トゥヘル氏の招へいを狙っているようだ。『デイリー・ミラー』が伝えた。
エヴァートンは、今夏のマーケットでFWウェイン・ルーニーやアイスランド代表MFギルフィ・ジグルズソンら大物選手を獲得するなど、実に1億3000万ポンドを投じて大型補強を敢行した。しかし、プレミアリーグ9節消化時点で2勝2分5敗で降格圏の18位と低迷。さらにヨーロッパリーグでも、3節消化時点でわずか1ポイントと勝利を挙げることができず。これはイングランドのクラブ史上ワーストの成績であり、国内外で結果を残せていなかった。
これを受け、クラブは23日にクーマン監督の解任を発表。次の代表ウィークまでの2週間は、U-23チーム監督のデイビット・アンスワース氏がトップチームの指揮を執ることが決まっている。
そしてクラブは、この代表ウィークまでに公認候補者をリストアップしたい考えのようだ。そして、現在フリーとなっているトゥヘル氏がトップターゲットであるという。すでに44歳のドイツ人指揮官の代理人と接触したが、本人は焦って決断を下すつもりはないと伝えられている。
昨季までドルトムントの監督を努め、DFBポカール制覇などを成し遂げたトゥヘル氏には、バイエルン・ミュンヘンや岡崎慎司が所属するレスター・シティなども関心を示していると言われている。現在フリーとなっている知将の決断に、注目が集まっている。
なおエヴァートンは、トゥヘル氏のほかに、2001年から2013年まで指揮を取ったデイヴィッド・モイーズ氏にも興味を示しているとも報じられている。


