クロップ監督、悔しさ収まらず…「アトレティコは上品にもできたはず」

リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、アトレティコ・マドリーの戦いぶりに疑問を呈している。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。

リヴァプールは11日、チャンピオンズリーグ（CL）決勝トーナメント1回戦セカンドレグでアンフィールドにアトレティコを迎え、延長戦の末に2-3で敗北。序盤から積極的に攻め込み延長戦前半に入った94分の時点で2-0とリードしていたが、そこから3失点を喫して2戦合計2-4で散ることとなった。

試合の中では、GKアドリアンのキックミスから1つ目のアウェイゴールを献上。リヴァプールはその後、前がかりになったところで素早い攻撃から失点を重ねた。

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昨シーズンのCL制覇指揮官であるクロップ監督は、ファーストレグで1-0の勝利を収めたアドバンテージを利用し、守備に大きく比重を置いたアトレティコのスタイルに不満を隠していない。

「決めれられたすべての得点を見たが、ああいった失点を喫するべきではなかった。あれらのゴールについて今夜説明することは難しいが、そんなものだ」

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「あのクオリティの彼らがあのフットボールをプレーしたことについては理解できない。上品なフットボールもできたはずだが、彼らは深い位置取りからカウンター攻撃を狙った」

とはいえ、クロップ監督は自身の発言が褒められたものではないという自覚を示しつつ、選手たちの健闘を称えた。

「私が本当にバッドルーザーだということは分かっている。特に、選手たちはワールドクラスの選手が4人で2列を作って守る相手に対して、あれだけの努力を見せたのだからね。正直言うと、今夜は良い気分ではない」

CLでは敗退したものの、プレミアリーグでは首位独走状態にあるリヴァプール。悲願の初制覇までは残り9試合であと2勝となっている。