リヴァプールのユルゲン・クロップ監督は、新加入のDFビルヒル・ファン・ダイクに減量を求めたレジェンドのジェイミー・キャラガー氏に反論した。
今冬、リヴァプール史上最高額でサウサンプトンから移籍したファン・ダイクは、先日行われたFAカップのエヴァートンとの“マージーサイドダービー”では決勝点を奪う鮮烈なデビューを飾る。しかし、その後はウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン戦に出場するも、低調なパフォーマンスを見せ、チームは敗戦。さらに、ハダースフィールド戦ではスタメン落ちとなるなど、その能力に早くも疑惑の目が向けられている。
ファン・ダイクのプレーを見かねたキャラガー氏は『スカイスポーツ』で「彼はコンディションを整え、少し体重を減らす必要がある。実際に彼は大きすぎる。サウサンプトンで十分にプレシーズンのトレーニングを行えていなかったし、試合にも出られていないことが原因だと思う」と言及していた。
そして、キャラガー氏の発言へのコメントを求められたクロップ監督は「そんな指摘をするくらいなら、ジェイミーこそ体重を落とすべきだろう」と反論し、以下のように続けた。
「彼は長身で大きな選手だ。ここには最高の栄養管理部があるが、誰もこのことを問題視していない。フィットネスを高めろということは筋肉をもっと付けろという意味だと解釈している。だから、これは大した問題ではない」
さらに、ドイツ人指揮官はクラブ史上最高額で獲得したオランダ代表DFへの信頼を強調した。
「少々の波はあるが、夏が過ぎればファン・ダイクは最高の状態になっているだろう。しかし、我々はそれまで待つつもりはない。我々とサウサンプトンのディフェンスのスタイルは異なるから、まずは慣れる必要がある」
「エヴァートン戦は素晴らしい出来だったし、スウォンジー戦も守備面では良かった。ウェストブロム戦はチーム全体が悪かったから、（ハダースフィールド戦では）ローテーションを使った。彼にはまだまだ練習が必要だが、間違いなく良いスタートを切れたと思う」