クルトワ、渦中のベイルを擁護「レアル・マドリーに熱を入れてなければ、あんなプレーはできない」

26日のチャンピオンズリーグ・グループA第5節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウにパリ・サンジェルマン（PSG）を迎える。ジネディーヌ・ジダン監督とともに前日会見に出席したGKティボ・クルトワは、グループリーグ前半戦で0-3で敗れた相手から、勝利をつかむ意欲を示している。

「この試合はリベンジとなるか？　リベンジではないよ。僕たちはあの一戦から学ぶことができた。良い試合ではなかったけど、そこからチームはかなり良くなっていたんだ。これはリベンジではなく、チャンピオンズ優勝を求めるチーム同士の対戦となる」

クルトワは過去に、PSGに移籍する可能性が噂されていた。

「PSGには敬意を持っている。チェルシーでプレーしていたときに彼らから移籍の可能性を問われた。僕の代理人と話し合っていたんだ。PSGはビッグクラブで、将来に移籍する可能性など誰にも分からない。でも、今はないよ。僕はマドリッドでとても満足しているんだから」

ベルギー代表GKはその一方で、レアル・マドリーよりもウェールズ代表でのプレーを優先しているような言動を繰り返し、レアル・マドリーのサポーターから辛辣なブーイングを浴びせられたMFガレス・ベイルについても言及している。

「ベイルのプライオリティーが代表チームにある？　そうは思わない。自分の国を愛するのは当たり前だし、それが問題とは感じないよ。それに、そうしたことを揶揄するような報道があったことも確かだ」

ベイルはブーイングを浴びせられたレアル・ソシエダ戦（3-1）で、チームの3得点目に絡むなど高パフォーマンスを披露。その際には喝采がブーイングを上回っている。

「ガレスのことは理解しているし、毎日100％の力で仕事に取り組んでいる。彼はプロフェッショナルで、しっかりと体を気遣っているよ。土曜（ソシエダ戦）、彼がどのようにして試合に臨んだか、全員が見たはずだ。ゴラッソを決める寸前までいったし、もしチームに熱を入れていなければ、あんなプレーはできないさ」