1日のリーガ・エスパニョーラ第26節、敵地サンティアゴ・ベルナベウでのレアル・マドリー戦を0-2で落としたバルセロナ。この試合中、エデル・サラビア助監督が見せた言動に大きな注目が集まっている。
セティエン監督がラス・パルマス指揮官に就任した2015年以降、二人三脚でチームを指導してきたサラビア助監督は、一部では熱過ぎる男として知られていたが、バルセロナでもそうした態度は変わらない。クラシコというビッグマッチで、改めてその言動に注目が集まることになった。
スペイン『モビスタール・プルス』はサラビア助監督の試合中の言動をテレビカメラに収めていた。同助監督は激しい身振り手振りを交えながら、次のようなことを口にしている。
「(ほかのアシスタントコーチに)ブスケツへのパスじゃない、インサイドハーフにパスを出してるぞ、もう!」
「ゴール……いや決めろよアントワーヌ(・グリーズマン)、クソが。滑らかに、滑らかにやれよ」
「(セティエン監督に)DFラインをあれだけ下げちゃならない。相手が俺たちを間伸びさせてるんだ。それでベンゼマがボールを受けて、大きな優位性を獲得している。スペースをもっと狭めないと」
「(ほかのアシスタントコーチに)あいつはすべきことをしていない。急にプレーし始めて、ボールを持つべきなのにシュートを打つ、ちくしょうめ」
さて、サラビア助監督の言動で明らかとなるのは、ポゼッションフットボールを信奉するセティエン監督率いるコーチ陣が、細部のプレーにまで気を配っていることだろう。
レアル・マドリーであれば、先制点を決めたFWヴィニシウス・ジュニオールが、ハーフタイムにMFカゼミロから「50-50の状況ならば、ベンゼマにパスを渡すんじゃなくて、自らシュートを打て」と助言していたり、DFセルヒオ・ラモスが「僕たちは前半にはバルサにボールを譲り、後半に前線でプレッシングを仕掛けるようにした。良いか悪いかは分からなかったが、そうすると決めたんだ」と話していたりしていた。比較的、個々のプレーや全体のパフォーマンスに縛りがないことが分かる。
その一方でバルセロナは、サラビア助監督がパスコースの指定やシュート、ボールを保持するタイミングについて指摘するなど、守備だけでなく攻撃でも多くの規律を植え付けようとしているようだ。なおセティエン監督はクラシコ直前に応じた『バングアルディア』とのインタビューで、次のように話していた。
「プレーに関与する回数が少ないとの理由で、多くの選手たちが良い感覚を得られていないのかもしれない。だが私たちが行なっているポジショナルなプレーというものは、選手たちの適正なポジショニングを必要とし、行ってはいけないゾーンに位置するようなことがあってはならないんだ。選手たちは相手に本当の打撃を与えるために、自分たちのゾーンで待っていなくてはならない」
果たして、バルセロナはここから、セティエン監督やサラビア助監督が求めるような緻密なパフォーマンスを実現していくことができるのだろうか。
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