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クラウチ、2008年夏のリヴァプール退団を後悔「簡単に去るべきではなかった」

昨年現役引退した元イングランド代表FWピーター・クラウチは、2008年夏にリヴァプールから去った決断を後悔しているようだ。

クラウチはイギリス『デイリー・メール』のインタビューを通して「あの時の決断は誤りだった」と、2008年夏のポーツマス行きを振り返った。

「当時、明らかにスタメンではなかったけど、監督のラファ(ベニテス)は僕に一定の信頼を寄せていた。だけど結果としてポーツマスに行くことに決めたんだよ。その決断は今考えると本当に誤りだったと思っている」

「ポーツマスに行こうと決めた理由は、スティーヴン(ジェラード)とフェルナンド(トーレス)のコンビが不動の軸になっていたからだ。2人の連係はとてつもなくダイナミックだったよね」

「僕が抜けてから(アンドリー)ヴォロニン、(ダビド)エンゴクがアンフィールドでプレーしているのを見て、“やはりリヴァプールにいたほうが良かった”と思ったものさ。後悔の念は今でもこじらせるものがあるよ」

クラウチはリヴァプール退団は誤った判断だったと回顧し「やはりリヴァプールのようなクラブは、簡単に去るべきチームじゃなかった」と述べている。

1981年生まれのクラウチはトッテナムで育ち、QPR、ポーツマス、アストン・ヴィラ、ノリッジ、サウサンプトンなどを渡り歩いて2005年からリヴァプールに在籍。細身ながら201センチの長身を生かしたプレーを得意とし、多くのファンから愛された。

2007年夏にリヴァプールがF・トーレスを獲得すると出場機会が激減。その1年後にクラウチはポーツマスへ完全移籍で復帰することになった。その後、トッテナム、ストーク、バーンリーを渡り歩き、2019年夏に38歳で引退した。イングランド代表では42キャップで22ゴールを記録している。

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