3日のプレミアリーグ第11節、エヴァートンvsトッテナムは、後半アディショナルタイムにエヴァートンのトルコ代表FWジェンク・トスンがヘディングで同点ゴールを決め、土壇場で1-1のドローとなった。
だがこの試合でハイライトとなったのは、ソン・フンミン一発退場だったのかもしれない。78分、エヴァートンMFアンドレ・ゴメスが左サイドを縦に抜けようとしたところ、ソン・フンミンがそれをチェイスしてタックルを仕掛ける。
ソンのタックルを受けたA・ゴメスは転倒し、セルジュ・オーリエと激突。するとA・ゴメスの右足首が通常では考えられない方向に曲がっており、スタジアムの空気は一瞬で凍りついた。主審は最初イエローカードを持っていたが、A・ゴメスの負傷具合を見るとソンに対してレッドカードを提示し、一発退場の裁定を下した。
プレミアリーグのご意見番、元リヴァプールDFのジェイミー・キャラガー氏は『スカイスポーツ』を通して、自身の見解を示している。
「あのプレー自体、ソンがレッドカードに相応だったと思わない。背後にオーリエもやってきていたし、どちらが直接負傷させたなんてことはないと思う。結果的に相手選手を危険に晒すようなプレーになったことは確かだけどね。主審はA・ゴメスの状態を見て、レッドカードに切り替えたんじゃないかな」
その一方でキャラガー氏は荒れ模様となったこの試合で50分、70分とVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)のジャッジを介するなど、プレーが度々止まったことについても不満を示した。「VARの裁定について、私は以前から好きではなかった。私達はジャッジの決定について、頻繁に議論するが、それが誰もが不満を抱かないような方向性に至っているとは思えないね。ジャッジについて導入されたVARには尊重はすべきだとは思う。ただ、私はあのシステムで何分もフットボールの時間が無駄になると考えている。そしてそれが必ずしも全て正しいとは限らないという点も露呈されつつある」と語っている。
また、往年の名FWガリー・リネカー氏も自身のSNSを通して「ソンは明らかに戸惑っていたね。あの場面について、A・ゴメスの負傷がすぐさま大怪我だとわかるようなものでなければ、レッドカードが出されることはなかったかもしれない」と発信している。
一部イギリスメディアの報道では「ソンへの一発退場が妥当ではなかったかもしれないが」と前置きしたうえで、A・ゴメスの大怪我によってピッチ上での報復合戦へと発展することを避けるため、ソンの退場はやむを得ない部分もあったのではないかとの見方もある。
エヴァートンvsトッテナムの試合は勝ち点1を分け合うドローゲームとなった。だがA・ゴメスは負傷により長期離脱が確実視されるなど、リーグ17位に沈むエヴァートンにとっては少なからずダメージの大きいホーム戦となってしまった。
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です





