ガンバ大阪は7日、長谷川健太監督との契約を今シーズンで終了とし、来期の契約を更新しないことを発表した。後任は現時点で未定となっている。
長谷川監督は2013年にG大阪の指揮官に就任すると、J2リーグに降格したチームを1年でJ1へ復帰させた。翌年には昇格1年目にしてJ1リーグ優勝、ヤマザキナビスコカップ(現・ルヴァンカップ)と天皇杯も制し、3冠の偉業を達成した。今シーズンはJ1リーグで24試合を終えて11勝6分7敗の7位、AFCチャンピオンズリーグはグループステージで敗退したものの、ルヴァンカップでは準決勝に進出。天皇杯もラウンド16に残っている。
山内隆司代表取締役社長はクラブ公式を通じて、「長谷川監督には、ガンバ大阪がJ2に降格した翌年、2013シーズンに就任して頂きました。J1昇格を義務付けられた難しいシーズンでしたが、優勝して一年で復帰することが出来ました。そして、何より復帰した2014シーズンには、後半から驚異的に勝ち星を重ね、J1リーグで優勝を飾るだけでなく、ナビスコカップや天皇杯も優勝し、昇格即3冠という偉業を成し遂げることが出来ました。2015シーズン以降は、アジアの舞台で再び戦いながら、国内でも常に優勝争いにチームを導き、2015シーズンの天皇杯優勝など、素晴らしい指導力を遺憾なく発揮して頂きました」と功績を称えつつも、チームは新たなステップを踏み出す時だと話している。
「しかし、クラブとしては、今、新たなステージに向けてステップを踏み出す時と考え、熟考のうえ、長谷川監督からの卒業はこのタイミングだと判断しました」
なお、長谷川監督のコメントは本人の希望により出されなかった。
