かつてドイツ代表GKとして、長らく活躍したオリヴァー・カーンが、過去にマンチェスター・ユナイテッドへの移籍話があったことを明かしている。
カーンはドイツメディア『ビルト』に対して「アレックス・ファーガソン監督の下でプレーするチャンスがあった。2003年か2004年に移籍が実現する可能性もあったが、結果的にバイエルンに留まることになったんだ」と述べている。
当時、マンチェスター・Uは正GK候補として獲得した選手がいずれも信頼を勝ち取ることができず、2005年にエドウィン・ファン・デル・サールが加わるまで、絶対的な守護神が不在となっていた。
「もしそのチャレンジをしていたら、私にとっては素晴らしい出来事になっただろう」とカーンは続け、プレミア移籍が実現しなかったことに後悔の念があるようだ。
カーンと言えば1999年のチャンピオンズリーグ決勝マンチェスター・U戦、後半アディショナルタイムに立て続けに失点し、逆転負けでタイトルを逃している。これは“カンプ・ノウの奇跡”としていまだに言い伝えられているが、カーンは「ユナイテッドとの試合は、最後の2分間は記憶にないね。あの試合は90分で私たちが勝ったと記憶しているんだが、違ったかな?」と、冗談を飛ばしている。


