カンテ復帰のチェルシー、リーグ戦6連勝！ 22歳FWエイブラハムが今季10発目

チェルシーは9日、プレミアリーグ第12節でクリスタル・パレスをホームに迎えた。

ここまで7勝2分け2敗で4位につけるチェルシーと、同4勝3分け4敗で9位のパレスが相まみえた。チェルシーのランパード監督は、火曜日に行われたチャンピオンズリーグ（CL）グループH第4節のアヤックス戦（4-4）から先発3選手を変更。マルコス・アロンソ、アスピリクエタ、ジョルジーニョに代えてエメルソン、リーグ初先発となるリース・ジェームズ、そして10月5日に行われたサウサンプトン戦以来の出場となるカンテを起用した。

序盤から試合の主導権を握ったチェルシーは、12分にビッグチャンスを演出する。カウンターから縦に速い仕掛けを見せると、ボックス左でウィリアンのパスを受けたプリシッチがDF1人をはずしてシュート。しかし、素早く間合いを詰めてきたGKグアイタの好守に遭う。続く14分には、ゴール正面からウィリアンがわずかに枠の右にはずれる際どい直接FKでゴールを脅かす。

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ハーフタイムにかけてもチェルシーがパレスを一方的に押し込む。しかし、自陣で守備を固める相手を前に、ラストプレーの精度と質を欠き、なかなか決定機をつくることができない。前半終了間際にはジェームズの高速クロスをGKが弾いたところに正面のウィリアンが詰めたが、元チェルシーDFケーヒルの決死のブロックに遭ってゴールならず、0-0のまま前半を終える。

迎えた後半も前に出たチェルシーは、52分に試合の均衡を崩す。コバチッチの鋭い仕掛けから、ペナルティアーク付近でパスを受けたウィリアンがダイレクトでこれをさばく。正面に抜け出したエイブラハムが冷静なフィニッシュで今季10ゴール目を記録し、チェルシーが待望の先制点を手にした。