アトレティコ・マドリーから大連一方に加わることが決定したMFヤニック・カラスコが、移籍の理由を説明している。
アトレティコは25日にカラスコ及びMFニコ・ガイタンの移籍に関して大連一方と合意したことを発表。その後カラスコ本人が、アトレティコ退団の理由を説明した。
ベルギー人MFは、大連一方がアトレティコと良好な関係にあるワンダ・グループが手綱を握るクラブであること、また中国リーグが最盛期を迎えていることを理由に挙げている。
「大連一方で新しい挑戦を始めるため、アトレティコと提携しているワンダ・グループのプロジェクトに参加するために退団を決意した。ワンダ・グループのスポーツ面のプロジェクトは僕を納得させ、決断を下すことを後押しするものだった。中国リーグは絶頂にあり、仕事のコンディションはこの上ない。プレーのレベルもシーズン毎に上がっている」
「中国にはフッキ、ラベッシ、カペッロや、友人のヴィツェルだっている。フットボールに情熱を傾けている国だし、このスポーツの発展に寄与したい。またこの国では、僕がプライオリティーを置くフットボールのほか、ARESのeスポーツ大使など個人的に重要なプロジェクトも進めていける」
ベルギー人MFはまた、中国リーグからロシア・ワールドカップ参加を目指す意欲を示した。
「欧州から離れることが、ワールドカップに参加する意欲がなくなったことを意味するわけではない。代表監督に対して、必要とされるだけの努力を示してきたい。この夏、レッド・デビルズとともにワールドカップに臨めるということをね」
カラスコは最後に、スペインの首都で知り合った人々、そしてアトレティコに感謝を告げている。
「今、僕はとても幸せで、大連一方の新たな仲間たちと早く一緒になることを願っている。このクラブのプロジェクトとオファーは、信頼と敬意を表すものだ」
「僕と僕の家族は、マドリーで自分たちの人生と関係を持ったすべての人に感謝をしたい。クラブとそのリーダーたち、ファン、監督、それとチームメートのみんな。計り知れない寂しさを感じるだろうし、僕にとって忘れられない思い出だ。スペインとアトレティコ・デ・マドリーは、いつだって僕の心の中の大事な場所にある」
カラスコは大連一方と6年契約を結び、年俸として1000万ユーロ(約13億円)を受け取るという。