川崎フロンターレはリーグ戦を2連覇しているが、カップ戦のタイトルがない。ルヴァン杯については前身のヤマザキナビスコカップ時代の2000年、07年、09年、そして名称変更後の17年と4回準優勝に終わっている。
「川崎としてはカップ戦のタイトルを獲ったことがない。悲願であるカップ戦タイトルを全員で勝ち獲りたい」
17年から川崎Fを指揮し、同年と翌18年、リーグ2連覇を成し遂げた鬼木達監督は、会見で決意を込めた。
「歴史を振り返るとなかなか大事なところで勝ち切れないということが起こっていた。でも、リーグ戦は2年連続で獲れた。クラブが成長していくために、一つ勝てば次につながる。少しずつ歴史を変えていきたい」と語る。
攻撃的な両チームの対戦ともあって、点の取り合いが期待されるが、「決勝に進んだ過去4回得点がない。そこをまず払拭したい」と鬼木監督。実際、00年 は 鹿島に0-2、07年はガンバ大阪に０-1、09年は FC東京に0-2、17年はセレッソ大阪にこちらも0-2といった結果に終わっている。
ただし、今の川崎Fは以前とは違う。17年大会でC大阪に敗れたことでさらに奮起し、結果としてリーグタイトルを獲得した。同じく会見に出席した小林悠が「2年前とは違う」と何度も口にしていたように、川崎Fには経験がある。小林は言う。
「2年前決勝で負けたあとリーグ戦で優勝しました。リーグでは2連覇しました。(チームが)自信を持って戦えるようになったし、試合の時間帯や状況によって今何をすればいいかがハッキリしてきた。その部分はチームとしても個人としてもすごく成長していると思う」
クラブ悲願のカップ戦タイトルへ――川崎Fは「歴史を変える」ことができるか？ 運命の一戦は26日13時5分、埼玉スタジアムでキックオフ。
■JリーグYBCルヴァンカップ決勝
10月26日（土）13:05
川崎フロンターレ vs 北海道コンサドーレ札幌
埼玉スタジアム／フジテレビ系列全国生中継
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です
