Lusail StadiumSC

カタールW杯決勝会場のルサイル・スタジアム、サステナビリティ評価で最高点を獲得

11月に開催されるカタール・ワールドカップ。使用される8つのスタジアムの内、ルサイル・スタジアムがサステナビリティ評価で最高評価を獲得した。

12月18日のワールドカップ決勝戦の開催も予定されているルサイル・スタジアム。収容人数は8万人を誇り、特殊構造の屋根や高度な冷房技術を完備する最新鋭のスタジアムだ。そして今回、『Gulf Organisation for Research & Development(GORD)』が運営する「グローバル・サステナビリティ・アセスメント・システム」で5つ星を獲得している。

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Lusail Stadium GSAS 5-star ratingSC

アラブ地域で人気のランタンであるファナールにインスパイアされた採光システムや伝統工芸からデザインのヒントを得ているルサイル・スタジアムだが、9月9日に開催されるルサイル・スーパーカップがこけら落としに。サウジアラビアのトップリーグ優勝チームと、エジプトのトップリーグ優勝チームの対戦が予定されている。

Lusail StadiumSC

"今回の最高評価獲得について、サウジアラビア・ワールドカップ最高委員会の技術サービス担当副局長は、「今回の評価は、ワールドカップに向けで重要なことだ。我々は大会終了後もカタール地域社会を活性化するような会場を開発しようと決意しており、サステナビリティは我々の計画の根幹だった」と語っている。

「今回の受賞に対し、ルサイル・スタジアムの建設に関わったすべての人に敬意を表する」

なおワールドカップにおけるルサイル・スタジアム最初の試合は、11月22日に行われるグループCのアルゼンチン対サウジアラビアに。大会期間中、10試合が予定されている。

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