2018FIFAワールドカップ ロシアのアジア最終予選も残り1試合となった。グループBの日本は、8月31日に行われたオーストラリア戦で勝利を収め、W杯出場を獲得。一方で、日本代表に敗れた豪州代表がW杯出場権を獲得できるかは、最終戦の結果次第となっている。
グループBの2位争いは事実上、サウジアラビアと豪州の2カ国に絞られている。両国の勝ち点はともに16で、得失点差+6のサウジが2位、同+4の豪州が3位となっている。そして、サウジはホームで日本と、豪州もホームでタイと対戦する。
豪州の試合は日本時間9月5日の20時30分キックオフで、サウジの試合は同6日2時30分キックオフとなっている。サウジにプレッシャーを掛けるためにも、豪州は大量得点差でタイに勝利を収めることが望まれている。豪州代表FWティム・ケーヒルは、同国代表の攻撃的な姿勢が、それを可能にすると話している。
豪州サッカー協会のWebサイトに掲載されたインタビューで、ケーヒルは「これまでのプロセスを信じる必要がある。たくさんのゴールを決められる、自分たちにとって素晴らしい結果になると確信している」と語る。そして「外からの雑音が多く聞こえたが、タイ戦に集中する必要がある。私たちは、普段通りのプレーをしなければならない」と、試合に集中することが大事だとの考えを示した。
「サウジが勝利を収めるかどうかは、私たちにとって重要な意味を持つが」と前置きしつつも、ケーヒルは「私たちにとって重要なことは勝利だ」と、タイ戦に向けた決意を語った。なお、豪州サッカー協会の記事では、試合会場のメルボルンは気温が低いため、タイ代表にとって不利になるだろうとの見解も示している。
