2017-03-24-japan-haraguchi

オマル封じに一役買った原口元気が語る反省…「もっとやらないといけない」こととは?

23日に行われた2018 FIFAワールドカップ ロシア アジア最終予選・第6戦で、日本代表がアラブ首長国連邦(UAE)代表に2-0の完勝を収めた。

敵地で貴重な勝利を収められた要因の一つが、“オマル封じ”の成功だろう。UAEの崩しの切り札であるMFオマル・アブドゥルラフマンに決定的な仕事をさせなかったのだ。

オマルがボールを持つ時間が短かったわけではない。ただ、日本が危険なエリアで、良い形で持たせるシーンは少なかった。UAEのアリ監督は「(日本は)常にプレスをかけている感じだった」と振り返っていたが、なぜオマルを封じることができたのだろうか。

オマルの主戦場だったUAEの右サイド、日本にとっての左サイドのアタッカーとしてフル出場した原口元気は言う。

「(長友)佑都くん、今野さん、自分の3人でどれだけオマルを受け渡したりとか、サイドバックが上がってきた時にどうするかとか、そういうことを何度も話し合ってやったので、ほとんどオマルを消せたと思います」

ディフェンス面での手ごたえを口にする一方で、原口は自身の反省点にも言及する。

「(攻撃面で)もっとやらないといけないし、僕自身、前半はすごくミスが多かった。あそこでもっとクオリティの高いプレーをしていれば、左からも攻撃できていたと思います。後半にチャンスがありましたけど、ああいうところで一発で仕留めないといけない」

原口が悔やむのは88分のシーンだ。ドリブルでペナルティーエリア内まで侵入し、あとはフィニッシュという場面で横パスを送る。これを受けた岡崎がシュートに持ち込むも、ボールはゴールマウスを捉えず、決定的なチャンスをモノにできなかった。原口は言う。

「なんでかな、珍しいですけどね。(自分があそこで)パスを出すのは。自分の感覚としては、あれが正しいと思ったので。ただ、点を取りたかったから打っても良かったかなと思いますけど」

これで原口の最終予選における連続ゴール記録は「4」でストップ。ただ、試合前から自身のゴールに対するこだわりを見せず、チームとしても、個人としても、何より欲していた勝ち点3は手に入れた。その勝利に貢献した自負もあるだろう。

「今日は勝ち点3を取ることが自分の中で一番のポイントだったので、それはしっかり守れたかなと思います」

次戦は28日、ホームで最下位のタイを迎え撃つ。相手との力関係を考えれば、原口の守備負担はUAE戦より軽くなるだろう。守備から解放されたアタッカーの爆発に期待したい。

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