9月上旬に引退を表明した元カメルーン代表FWサミュエル・エトーが、自身がアフリカ最高の選手であると、多くを語らずして主張している。
アフリカ人として唯一バロンドールを受賞しているのは1995年、“リベリアの怪人”ことジョージ・ウェア。だがエトーはアフリカ史上最高の選手が自身だとほのめかした。『AFP』の取材を通して述べている。
「何かを主張する必要はないと思うけど、これまでの功績を考慮するとそれは客観的な事実なんじゃないかな」
「自分がどこに生まれ、どこにアイデンティティを感じているか。それを胸に秘めながら現役生活を送ってきた。私はアフリカ人であることに誇りを持っている」
現役引退後の指針については、今後指導者になることも示唆し「これまで様々なクラブで、数々の歴史を刻んだことが私にとって大きなプラスになっている。今後は再スタートするため、様々な資格の取得に挑戦したい。12カ月後か、24カ月後になるか、新しい道を歩みたい」と語った。
「私は（ジョゼップ）グアルディオラのファンだよ。彼が展開しているようなポゼッションのスタイルで勝つことが重要だと思うんだ。フットボールは劇場を見に行くようなもの。グアルディオラが展開している戦術は退屈することがないからね」
バルセロナ時代に指導を受けたグアルディオラに憧れがあるというエトー。今後は本格的に指導者へと転身するのだろうか。08－09シーズンはグアルディオラと、09－10シーズンはインテルでジョゼ・モウリーニョと、2季連続で異なるクラブ、大きく異なるスタイルでUEFAチャンピオンズリーグを含む3冠制覇を果たしたエトーが、どのような指導者になるのか、注目されるところだ。
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です
