ジェフユナイテッド千葉を率いるフアン・エスナイデル監督が、劇的な昇格プレーオフ進出を決めて喜びを露わにした。
ジェフ千葉は19日、明治安田生命J2リーグ第42節で横浜FCと対戦。試合は1-1で迎えた後半アディショナルタイムに近藤直也がヘディングシュートを叩き込み、2-1と逆転勝利を収めた。ジェフ千葉は2014年以来3年ぶりのプレーオフ進出となる。
エスナイデル監督は「きつく、感動的だった」と話す試合をこのように振り返る。
「前半は少し難しくしてしまったところがありました。緊張もありましたし、正確性も欠いていた。ただこの試合を『落ち着いてやれ』と言う方が難しいのも承知しています。それでもすべてが上手くいきました」
そして、昇格プレーオフ最初の相手は3位の名古屋グランパス。しかし今季、ジェフ千葉は名古屋から2勝を挙げている。エスナイデルは徹底的なポゼッションスタイルを貫く名古屋に称賛の言葉を送りつつ、「次の試合を楽しみたいと思う」と話した。
「本当に良い試合になると思います。しかも相手はもう前にも言ってあるんですが、今季このリーグで一番良いサッカーをする名古屋です。あんなに良いチームとこのような試合をかけてできるのは本当に楽しみ。そういう意味では楽しんで試合に臨みたいと思います」
また、ジェフ千葉は終盤怒涛の7連勝でプレーオフ圏内へと滑り込んだ。エスナイデルは自身の手柄と強調することなく、チーム全員に最大限の賛辞を送った。
「チームは私が要求していることをほとんどできていますし、私が言うことだけやれば良いとはなっていないです。僕のやりたいことと彼らのやりたいことが今合致している状態です」
「あとは最近の試合に、ありったけの情熱をぶち込んだからです。チームは本当に走りましたし、ハードワークをしました。それはチームが成長するためにも意味があることですし、それは伝染するものです。今出ている選手は本当に厳しい身体の状態、フィジカル状態が良くないにも関わらず本当に努力をして出ています。若い選手もベテラン選手に後ろから食いついていっていますし、そういう意味ではシーズン初めより良いチームになっています」
